宮古島市議会 > 2021-09-15 >
09月15日-04号

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  1. 宮古島市議会 2021-09-15
    09月15日-04号


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    最終取得日: 2023-05-28
    令和 3年  9月 定例会(第7回)          令和3年第7回宮古島市議会定例会(9月)議事日程第4号                           令和3年9月15日(水)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            令和3年第7回宮古島市議会定例会(9月)会議録 令和3年9月15日(水)                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(24名)                          (延会=午後4時46分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(10番)  山 里 雅 彦 君  議   員(13番)  前 里 光 健 君 ┃┃ 副 議 長(12〃)  高 吉 幸 光 〃    〃  (14〃)  下 地 信 広 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  下 地   茜 〃    〃  (15〃)  砂 川 辰 夫 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  仲 里 タカ子 〃    〃  (16〃)  我如古 三 雄 〃 ┃┃   〃  (3 〃)  島 尻   誠 〃    〃  (17〃)  下 地 勇 徳 〃 ┃┃   〃  (4 〃)  友 利 光 徳 〃    〃  (18〃)  粟 国 恒 広 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  狩 俣 勝 紀 〃    〃  (19〃)  上 地 廣 敏 〃 ┃┃   〃  (6 〃)  新 里   匠 〃    〃  (20〃)  平 良 敏 夫 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  平   百合香 〃    〃  (21〃)  佐久本 洋 介 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  平 良 和 彦 〃    〃  (22〃)  棚 原 芳 樹 〃 ┃┃   〃  (9 〃)  上 里   樹 〃    〃  (23〃)  濱 元 雅 浩 〃 ┃┃   〃  (11〃)  狩 俣 政 作 〃    〃  (24〃)  眞榮城 徳 彦 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 座喜味 一 幸 君 │ 上 下 水 道 部 長 │ 兼 島 方 昭 君┃┃ 副   市   長 │ 伊 川 秀 樹 〃 │ 会 計 管 理 者 │ 與那覇 勝 重 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 消   防   長 │ 羽 地   淳 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 宮 国 泰 誠 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 石 川 博 幸 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 下 地 律 子 〃 │ 総  務 課  長 │ 砂 川   勤 〃┃┃ 生 活 環 境 部 長 │ 友 利   克 〃 │ 財  政 課  長 │ 国 仲 英 樹 〃┃┃ 観 光 商 工 部 長 │ 上 地 成 人 〃 │ 教   育   長 │ 大 城 裕 子 〃┃┃ 産 業 振 興 局 長 │ 宮 國 範 夫 〃 │ 教  育 部  長 │ 上 地 昭 人 〃┃┃ 建  設 部  長 │ 大 嶺 弘 明 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 楚 南 幸 哉 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 平 良 恵 栄 〃 │           │          ┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  友 利 毅 彦 君   次  長 補  佐  砂 川 晃 徳 君  次       長  与那覇 弘 樹 〃   議  事 係  長  川 満 里 美 〃 ○議長(山里雅彦君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は24名で、全員出席であります。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第4号のとおりであります。  この際、日程第1、一般質問について、昨日に引き続き質問を行います。  本日は下地信広君からであります。  これより順次質問の発言を許します。 ◆下地信広君   14番の下地信広でございます。今議会は、さよなら定例会となっております。ですので、12月定例会に、ここにまた戻るかどうかは定かではございませんので、当局においては私が質問する全てに対して、「はい、やります」、「できます」、「はい」、「はい」と簡潔な答弁をお願いしたいと思います。  それでは、早速通告に従いまして質問させていただきたいと思います。まず、1番目でございますが、敬老祝金についてでございます。これまでは自治会長をはじめですね、自治会の役員とかが、「おじい、元気ですか」、そして「ガンズゥカンオバー」と声をかけながら手渡しておりました。これが今振込になっておりますが、なぜこのような大都会みたいな冷たいサービスになったのか、その経緯をお伺いしたいと思います。 ◎福祉部長(下地律子君)   敬老祝金については、昨年度まで行政連絡員が対象者の自宅を訪れ、手渡しでの配布を行ってまいりました。その間、行政連絡員の説明会等において、祝金の手渡し配布について改善を求める意見等がありました。また、昨年から新型コロナウイルス感染症の影響もあり、行政連絡員が多くの方と接触をするということを減らすという観点からも、予防対策として口座振込へ変更いたしました。  行政連絡員の主な意見といたしましては、現金の取扱いによる負担で、行政連絡員は市役所から祝金を預かって配布を終えるまでの間、自宅でその祝金を管理することに負担を感じたことだと考えております。また、本人に手渡しするまで何度も自宅を訪問することや、本人不在の場合は子供や親族等に所在を確認し、配布をすることなども大きな負担となっていたことだと考えております。 ◆下地信広君   よく理解はしております。ただ、市長がいつも費用対効果ということを言いますが、3,000円を持って、これは座喜味市長からのお祝金だよと、もっと長生きしなさいよということで安否確認ができるわけなんですよ。安否確認と、そしてコミュニケーションが生まれるわけですね。  もう一つ、今宮古島市でも大きな問題になっているのが認知症が増えていると、そういった部分で認知症の予防のためにも、人との会話、人と接することによって予防ができていると、そういうデータまでできているわけですので、ぜひともこの3,000円が費用対効果を見れば、これが3万円にもなるわけですよ、大げさかもしれませんけど。これを振込にした場合には、全く見えない状態。そして、この手続上、3,000円をもらって、隣の人に「コピーをしてきなさいと書いてあるんだけど、コピーって何か」と、そういうのも聞かれています。そして、分からないから、また隣に行く、隣のおばあも分からないということで、結局はタクシーに乗ってまた知り合いのところに行くという部分で、タクシー賃が2,000円かかったという人もいますので、そういいますと行きながら、つまり手続しながら行く、そして振り込んだ後にまた下ろしに行くという新型コロナにかかるリスクもあるわけです。そういう費用対効果からいいますと、1,000円からこれマイナスだと私は思っておりますので、この件に関して、都会はいいですよ、庁舎に近いところはいいんですけど、部分的に地方とか、そういう70歳以上とかはできないものかどうか、ちょっとお伺いします。 ◎福祉部長(下地律子君)   下地信広議員のご指摘の件は、地域によってということでしょうか。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前10時06分)  再開します。                                     (休憩=午前10時06分) ◎福祉部長(下地律子君)   来年度以降の敬老祝金の支給の方法でございますが、今年度口座振込の回答書を提出した方につきましては来年度以降は今年度行った手続が不要となります。そういうことで高齢者の皆さんの負担も来年度からは今年度提出した方についてはなくなるということもありますし、また行政連絡員の現金を取り扱うことへの負担軽減からも、来年度以降も口座振込で行っていきたいと考えております。 ◆下地信広君   それでは、福祉部長、今現在支給対象者、70歳以上は何名いるのか。そして、申請済みの方は何%なのかお伺いします。 ◎福祉部長(下地律子君)   今年度の敬老祝金の支給の対象者でございますが、1万799名となっております。現在の回答書の回収状況でございますが、9月8日現在で80.09%となっております。 ◆下地信広君   ということは、約20%がまだ申請していないというわけですので、その20%の方には支給しないんですか。申請主義ということで。 ◎福祉部長(下地律子君)   今現在も郵送での回答書が届いている状況は続いております。申請期限を12月までというふうに通知のほうを出しておりますので、しばらくまた様子を見て、その後申請がない方については職員のほうで電話番号が分かる方については電話をかけて聞き取りをするなどの対応をする、電話もなくて対応ができない方については職員が訪問をして口座情報の聞き取りとか、そういったことで対応していきたいと考えております。 ◆下地信広君   行政サービスは申請主義が主力だと思いますけれども、やはり字の読めない方とか移動できない方がいるわけですので、もっときめ細かなサービスをお願いしたいと思っております。  それでは、次に移りたいと思います。2番目です。農林水産業に携わる方々の所得向上に向けた取組でありますが、市長は10%の所得アップを公約に掲げて当選しました。市民も相当期待していると思っておりますので、その所得アップについての見解をお伺いしたいと思っております。 ◎農林水産部長(平良恵栄君)   農林水産業に携わる方々の所得向上に向けた取組についてお答えします。  まず初めに、農業についてです。農業所得の向上に対する取組といたしましては、地力増進、農業機械や施設導入と併せて、病害虫対策等への補助を行っております。さらに、新規事業として、農産物流通条件不利性解消事業やさとうきび新植促進事業を導入し、農業の生産面からの所得向上に幅広く取り組んでおります。あわせて、農業生産の基盤となる土地改良事業を推進し、水利用によるサトウキビ反収の増加、高収益作物への転換を促進することで所得の向上に努めているところです。  次に、畜産経営の安定と生産振興に資するため、優良繁殖雌牛奨励事業を重点的に実施し、規模拡大を推進するとともに、食肉センターHACCP認証への支援、ヤギ肉の六次化産業の推進等、所得向上に取り組んでいるところです。  水産業の所得向上につきましては、各漁業集落における流通体制改善、魚食普及等の活動に対して支援補助を実施するとともに、各漁業協同組合の実施する各種振興事業について補助金を交付しております。  また、新たな取組として、鮮魚を活用した加工品の開発促進による鮮魚需要の拡大に取り組んでいるところです。今年度は、収穫量、市場性が高く見込まれるモズクの来間株の比較試験を行い、広く普及していきたいというふうに考えております。  市としましては、これらの各種事業を積極的に進めることにより、農家、漁家の所得向上に努めているところであります。 ◎産業振興局長(宮國範夫君)   農林水産業に携わる方々の所得向上に関しましては、産業振興局において農水産物の加工や流通に関わる取組を進めております。本市においては、農水産業が基幹産業であり、多くの農水産物が生産されておりますが、市民が消費する食料は、その多くが島外からの調達に依存していることから、生産と島内消費をつなぐことによって、現状活用できていない農水産物を流通につなげることで、地域経済の域内循環と生産者の所得向上を目指すものです。  こうしたことを目的として、現在学校給食における地産食材の利用率を高めるための取組を進めているほか、給食以外も含めた生産から加工、流通、消費の実態に関する基礎調査を実施しております。これまでの調査の途中経過として、生産者側からは安心して生産物を出荷できる出荷先が欲しいというニーズと、販売、消費する側からは、品質や量に関する安定性に対するニーズが挙げられており、両者をマッチングする機能が必要であることが明らかになってきました。  今後は、原料や製品の貯蔵のほか、一次加工など、生産者と販売、消費をつなぐ仕組みづくりに向けて取組を進めてまいります。 ◆下地信広君   いろいろとすばらしい事業をやっているので、期待しておりますけど、ただ農林水産全てそうなんですが、携わっている方々が高齢化が相当見えてきていますよね。60%以上のところもありますので、そういった部分では後継者づくりが一番大事かなと私は思っております。水産に関しては伝統漁法事業とか基幹水産事業とか、いろいろ補助金は出しておりますけど、六次産業をやるにもやはり現物というか、原料がないとできないわけですので、ぜひともそこは市長、後継者づくりにも力を入れていただきたいと思っております。  ネットでちょっと見ますと、今総務省が出しているので、2020年の宮古島市の平均所得が283万5,000円と書いてあったんですが、非常に多いなとびっくりしております。ただ、平均値とか中央値とかもいろいろありますけど、県民所得、市民所得も雇用者報酬、給与とか、あとは財産所得、土地とか建物の収入ですね、あとは企業所得、この3つを足して、合計して人口で割ったものですから、なかなか中央値が出ないというか、低所得者と高所得者の差が多いのかなと思っております。  いずれにしても、沖縄県が平成17年に出した県民所得の発表が、宮古島市は220万円前後になっております。ということは、市長が掲げた10%といいますと、4か年間では22万円ということになりますので、これは市民同様私も非常に期待しておりますので、ぜひその実績に向けて取り組んでいただきたいと思っています。  次に移ります。下地島空港、これ北側は通称17エンドエリアといいますけれども、全面通行止めになって3年が過ぎようとしておりますけど、3年になろうとしておりますけど、非常に地域住民が不便を来しております。その下地島空港の適正管理についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ◎観光商工部長(上地成人君)   下地島空港北側の17エンドと呼ばれるエリアについては、沖縄県は空港管理保安体制に万全を期す必要があることから、2019年3月から全面車両通行止めの措置を取っております。市としましては、県に対し、同エリアが観光客に大変人気の高い場所となっていることから、一方通行による車両制限や旅客機が離発着する時間帯だけ通行止めにする方法は取れないかという検討をお願いしてまいりました。しかし、このエリア内でフェンス等破損をする交通事故や車両の長時間放置、そういう行為が見られるということで、車両を通行させた場合に保安上重大な問題が発生するという可能性があるということでございます。  県からの説明では、事故が多発していることと、飛行機が離発着する際、車両の高さ、それから車両が乗り入れできない区域など規制があるということで、車両の通行は制限をしております。しかし、徒歩での散策等は可能であるということです。観光商工部といたしましては、その車両通行止めに伴いまして、空港南側に駐車場を整備いたしております。 ◆下地信広君   県の考えは分かりました。ただ、今までは地域住民はいつでもそこを通っていたわけです。そして、釣りをしたり、また農業をしに、自動車でまた下地島に渡ったりして、非常に今までの生活が、観光客が来たことによってこういうふうになってしまっていますので、そういった部分を打開するためにも、やはり市長に対しても再考を、もう一回県に対して一方通行でもいいから考え直していただけないかどうか。これができなければ、やはり迂回道路もこれは必要だと思うわけよ。そういった整備とか、そういったのも含めて市長の見解をお伺いしたいということですので、市長からの答弁をお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   下地島空港の17エンド、これはもう圧倒的な人気でありまして、向こうからの飛行機の離発着とか、海の景観等を、何万にも上る多くの発信をしている面々もおりまして、これまでも多分17エンドをもっと有効に使うべきではないかというような声をしっかりと認識しております。そういう意味で、今17エンドの迂回道路を何とか活用する方法というものは、もうちょっと知恵を働かさんといかんのじゃないかという認識を持っております。そういう意味で私案として考えるならば、駐車場の整備と、できればゆっくりと海を眺め、時間をもう少しゆったりと使っていただいて、すばらしさを堪能していただくという意味においては、キックボードだとか、セグウェイというの、そういうものとか、あるいはちょっとスロー電動バイクだとかというようなもの等をある程度使える環境等々も含めて整備をしていくこと、それが観光客の便宜を図ることにもなるのではないかというようなことで、安全を守りながら17エンドというものをもっともっとお客さんに広く堪能してもらうというような環境整備、それはちょっと今後知恵を働かせながら、提案をいただきながら工夫してまいりたいとは思っておりますので、ご理解のほどよろしく。 ◆下地信広君   やはり一周道路がもうなくなったわけですので、利便性とか観光客のことも考えて、インフラ整備をぜひお願いしたいと思っております。  次です。道路行政についてお伺いいたします。これもまた17エンドと関係しますが、向こうが通れなくなったおかげで111号線道路、非常に交通量が増えております。下地島空港から佐和田の浜に抜ける道路の補修とか、歩道ができないものかお伺いしたいと思います。
    ◎建設部長(大嶺弘明君)   伊良部島内では、伊良部大橋開通後、交通環境にも大きな変化があり、下地信広議員ご質問の当路線でも多くの観光客や市民の通行が増加している状況にあります。  現場を確認しましたところ、下地信広議員ご指摘のとおり、道路のくぼみ、それから補修の必要性などを確認しておりまして、このうち道路のくぼみの箇所の補修については早急に修繕をしてまいります。  また、歩道の設置については、必要性などを検証しながら今後検討していきたいと考えております。 ◆下地信広君   私、今補修という言葉を使いましたけど、本来ならばその111号線、ずっと下地島を抜けて滑走路をずっと一周やれば、もっともっと観光の面でもいいのかなと。これはまた県とも協議が必要だと思いますが、ぜひ市長もインフラ整備に関しては興味あるようですので、検討していただきたいと思っております。  次、2項です。この道路端、今一生懸命やっているのは分かります。だけど、ちょっと遅いのかなと思っておりますので、道路の清掃についてどのタイミングで道路の端の歩道の草とかを刈っているのか、お伺いしたいと思います。パトロールしてから、これはやらないといかんなと思っているのか、それとも市民からの何かそういう苦情みたいなのでやっているのかどうかお伺いしたいと思っています。よろしくお願いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   道路清掃の現状についてお答えいたします。  道路沿いや歩道の雑草などの清掃につきましては、道路清掃作業に専門的に従事する一般任用職員二十数人余で宮古島一円の市道の清掃管理を行っているほか、城辺、上野、下地、伊良部地区のそれぞれの地域づくり協議会にも清掃業務を委託しております。  また、清掃する箇所は、年度当初の作業計画の中で決めておりますが、年度途中においても市民から雑草の除去、清掃の要望等があり、その際には早急に対応するよう努めております。  また、日頃から担当課におきましても道路パトロールなどを実施しており、道路沿いの雑草、雑木等については交通や歩行に支障がないかどうか管理しておりまして、雑草等が生い茂っている状況であれば早急に対応しているところでございます。 ◆下地信広君   何かレスポンスというか、対応がちょっと遅いような気がしておりますので、雨とかによっても、台風によっても成長が早いわけですので、植物というのは。3か月とか2か月とか、この道路は大体何か月とか、そういう計画的にできないものか、もう一度お伺いしたいと思います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   市としましては、宮古島一円の清掃業務を行っておりまして、清掃活動については順番を決めている状況であります。そのため、作業の順番が来るまでにはやはり多少伸びている状況にありまして、年中その箇所が全く雑草がないというような状況は少なからずもございませんが、できるだけ雑草がないように市民からの要望等があれば早急に対応するように努めてまいります。 ◆下地信広君   ぜひお願いしたいと思っております。  次に、宮古第2給油所から宮古高校野球場に向けての道路でありますが、ここに歩道がございません。そして、給油所の北側のほうに保育所がございます。そういう部分で非常に危ない。渡ることもできないし、散歩もできない状態でありますので、ここに歩道があればいいのかなと思っておりますので、安全対策についてお伺いしたいと思います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   下地信広議員ご質問の宮古第2給油所から宮古高校野球場に向かう道路は、幅員7.5メートルの市道南部線で、確かに交通量も多い道路でございます。下地信広議員ご指摘のとおり、一部において歩道がない状況となっておりまして、歩行者の安全確保は十分に保たれていない状況にあります。このため市としましては、今後付近住民の意見も聞き取り、参考にしながら、歩行者の安全を確保するために、下地信広議員提案ポストコーンや区画線などを設置しまして、対策を講じてまいりたいと考えております。 ◆下地信広君   ぜひコーンも立てながら、仮の歩道をまずやっておって、また本歩道はお願いしたいと思っております。  次に、高齢者の移動手段についてであります。高齢化や単身世帯の増加、地元小売業、マッチャですね、これの廃業により、高齢者を中心に食料品の購入や飲食に不便を感じる方々が増えております。いわゆる買物難民、買物弱者と言っておりますが、この買物難民、買物弱者に対する当局の見解をお伺いしたいと思います。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   宮古島市におきます高齢者、高齢化の比率というのは、もう25%を超え、4人に1人が高齢者となっております。また、独り暮らしの高齢者も約5,000人と増加傾向にございます。こうした中で買物弱者への対応として、民間事業者が旧町村部においてJAによる移動販売や自治会による大神島での移動販売、それから狩俣地区や島尻地区での自治会の購買店の運営、さらに市内大手スーパーによる宅配販売サービスが提供されております。  また、免許返納者に対しましては、協栄バス、八千代バスで運賃の半額補助を行っております。  宮古島市独自の取組といたしましては、高齢者世帯で自家用車を所有していない、または市内に協力可能な親族などがいない場合は、市でタクシーの助成券を発行し、日常生活における外出機会の確保に努めているところでございます。ただ、高齢化と地域の過疎化が進む中で、交通弱者対策は根本的には解決されていないというのが現状だというふうに捉えております。  現行の生活バス路線のルートの変更では、なかなか解決することは難しいと考えておりますので、今後福祉関係機関等を交えて新たな方法を検討していくことが必要ではないかというふうに考えております。 ◆下地信広君   この問題は、民間の交通機関だけでは多分解決できないと思うし、また赤字になると思うわけよ。だから、ここはやっぱり宮古島市が中心になってやらないといけないのかなと思っております。なので、食品のアクセス問題は、商店街とか地域交通とか、介護も関わってきますので、介護福祉も、多様な関係者と連携を取って、継続してやっていただきたいと思います。  そして、もう一つ、今皆さんがクーポン券の件で4億7,000万円の追加議案を出しましたけど、今買物弱者と言っておりますけど、これは田舎とかは使えるの、使えないの、使えるようにするの、それとも検討しているのかどうか、クーポン券。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   クーポン券の交付事業で高齢者の皆さん、地域の皆さんがこれを使えるかということだと思いますけれども、これについてはクーポン券の申込み、配布については、各出張所での受付あるいは配布、こういうものを検討していきながら、できるだけ地域の高齢者も活用できるように対応していきたいと思います。今おっしゃいました交通弱者、また買物難民、そういう方々の活用については、まだ具体的には対応策は検討しておりませんけれども、そういうことも念頭に今後検討していきたいというふうに考えております。 ◆下地信広君   今新型コロナ対策でも上げているわけですけど、やっぱり偏ってはいけないと思っております。地方も同じように非常に新型コロナの影響が起きておりますので、田舎のマッチャみたいなそういうスーパーでも、本当に購入できればありがたいなと思っておりますので、ぜひこれは検討をお願いしたいと思っております。  次に、教育行政についてお伺いします。これは、家庭教育コーディネーターの役割についてとありますが、コロナ禍で安心して家庭教育ができればなということで、こういうふうに提案しましたけど、家庭教育コーディネーターについて、どういう役割をしているのかお伺いしたいと思っております。 ◎生涯学習部長(楚南幸哉君)   質問の趣旨が活動している内容ということでありますので、その件に関してお答えします。  家庭教育支援コーディネーターとして、現在1名委嘱しております。家庭教育の支援体制が整うよう、学校などとの連携を図りつつ、家庭教育に関する情報提供やワークショップの開催などの取組を行っております。  具体的な活動事例としては、絵本講師を招いて実施した「子育てに活かす絵本の読み聞かせ」に関する研修会などや、親の学び合いプログラムとして「家庭内のルールの在り方」や「睡眠について」などのテーマを決めて、参加者、これは親です、参加者同士でのワークショップの開催を行っております。 ◆下地信広君   非常にすばらしい事業なんですけど、ただ決算では13万円ちょっとしか使っていないんで、もっと教育に予算を使ったほうがいいんじゃないかなと思うんだけど、何でこんなに少ないのか、理由は分かりますか。 ◎生涯学習部長(楚南幸哉君)   不用額については、令和2年度は下地信広議員もおっしゃっていたような新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、研修会などの中止があったため、活動実績が少なくなり、不用額が発生をしたということでございます。 ◆下地信広君   やはり保護者が安心して教育を受けられるよう、そういったプログラムも必要だと思っておりますので、ぜひとも教育に関してはもっともっと予算をいっぱい使っていただきたいと思っております。  次へ移ります。次に、Wi―Fiの整備についてであります。新型コロナにより島外への研修が大変厳しい中で、ウェブ研修、これが急速に普及している現状であります。そこで、各公民館の研修室にWi―Fiの設置はできないものか。今のところ調べたら宮古島市未来創造センターしかないので、ぜひとも情報の格差をなくすためにも、こういったWi―Fi設置は宮古島市全体に必要だと思うんだけども、取りあえずは公民館にできないものかどうかお伺いします。 ◎生涯学習部長(楚南幸哉君)   下地信広議員がご指摘のとおり、最近のコロナ禍において会議や研修会などがWi―Fiの環境下においてZoomという遠隔操作アプリを利用して行われております。新型コロナウイルス感染症が終息を迎えたとしても、遠隔操作アプリにより会議や研修会などが定着していくものと考えております。中央公民館を除く各公民館へのWi―Fi整備を検討していきたいと考えております。 ◆下地信広君   検討していくということですけど、ぜひ来年度の予算では1つか2つぐらいはつけてもらいたいと思いますが、これつけるとしたらどれぐらい予算かかりますか、公民館。 ◎生涯学習部長(楚南幸哉君)   Wi―Fi整備に係る費用についてでございます。Wi―Fi整備に係る費用は、各公民館、城辺、上野、下地、伊良部、久松、下崎、西原公民館の地区において、全体の機器だけで約58万円ぐらいの費用で設置できるということで見積りを取っているところでございます。 ◆下地信広君   市長、生涯学習部長の答弁もありましたけど、昔は時は金なりと言いましたが、今は情報が一番大事ですので、情報の格差をなくすためにも、ぜひ設置をお願いしたいと思っております。  次に、福祉行政についてお伺いいたします。身体障害者等に対する種別割の減免であります。宮古島市税条例第90条に身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持った方は軽自動車税の減免ができるとうたわれております。また、同施行規則第12条では、障害者の区分を15区分に分けています。特定疾患指定難病が入っていません、この15区分の中にですね。  そこでお伺いしますが、この特定医療費受給者証を持っている方々を減免できるように市の条例を改正できないものかどうかお伺いしたいと思います。 ◎総務部長(宮国泰誠君)   身体障害者等に関する軽自動車税の減免についてでございますが、市で持っている条例等については総務省や厚生労働省からの各種通知に基づいて、その目的や減免の対象となる障害の区分を明確に示されてきております。これにつきましては、全国的に同様な対象設定、運用がなされているということでございます。  本市においても、現行の税条例及び施行規則において、種別割減免対象者の障害者区分等については、各種通知等に示されている取扱いに準じたものとなっておりますので、税の公平性というところに鑑みて、現在条例、規則の規定が適正であるというふうに認識をしております。 ◆下地信広君   よく分かりました。身体障害者等とありますので、等ということは複数、1つぐらいは加えてもいいんじゃないかなと思うんだけど、等ということですので。ですから、ほかの市町村の条例とかもいろいろ参考にしているみたいなんですけど、やはり宮古島市から発信することが一番大事だと思っておりますので、ぜひこれは検討していただきたい。  ちなみに、この受給者証は何名申請してありますか。この特定の、何名いますか、受給者証を持った方。これ沖縄県が発行しますけど、特定医療費受給者証、何名申請してあるのかどうか。                 (「休憩お願いします」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前10時45分)  再開します。                                     (再開=午前10時45分) ◎総務部長(宮国泰誠君)   本市の特定医療費受給者証の発行件数についてですが、現在のところ344件となっております。 ◆下地信広君   ということは344件特定疾患を持っているということになるわけですので、344件の方々が軽自動車税の減免を受ければ助かるということですので、ぜひとも前向きに検討をお願いしたいと思っております。  次に、断らない相談支援についてお伺いします。ひきこもりや介護、貧困など様々な分野をまたぐ複合的な課題を抱える家庭に対し、市町村がワンストップで対応するよう国が支援する改正社会福祉法が去年可決成立いたしました。今年の4月から施行されているわけでございますが、そこでお伺いします。  改正法では、自治体の縦割り行政、縦割りの弊害をなくし、断らない相談支援を目指していますが、宮古島市が策定した第3次宮古島市地域福祉推進計画にどのように反映されているのかお伺いしたいと思います。 ◎福祉部長(下地律子君)   今回の社会福祉法の改正については、地域共生社会の実現を図るため、地域生活課題の解決に資する支援を包括的に提供される体制を整備するために必要な措置を講ずるよう努めるといった内容の趣旨であると認識をしております。また、社会福祉法の中で、先ほどのこの事業のほうを一体的に定める地域福祉計画を策定するよう努めるものとするとしております。  本市では、令和3年3月に第3次宮古島市地域福祉推進計画を策定いたしました。本計画書では、基本目標に「地域共生社会の実現に向けた仕組みづくり」、施策の方向として、「サービス利用支援の質の向上」を定め、その中の施策として「包括的な相談体制の充実」を挙げております。  取組の基本方針として、支援を必要としている方の抱える問題が複合的である場合や制度のはざまになっている場合など、対応が難しいケースについて相談支援体制の充実、複数の窓口に行かなくても済むような相談窓口機能の充実が求められております。  関係機関と横断的な連携をする中で、必要に応じて新たなサービスの創出について検討して取り組むとともに、地域共生社会の実現を目指し、対象にとらわれない包括支援体制の構築に向けた取組を検討していくこととしております。 ◆下地信広君   中には介護保険で要介護度が低いから、また収入が入らないから要介護1は断ったり、要介護5とかだけを、高いのだけを引き取ろうとする、そういった話も聞きます。また、面倒くさい手のかかるような介護はどこかの事業所に預けるとか、そういうたらい回しみたいなことがあるので、そういうことがないようにご指導をお願いしたいと思いますので、共生社会に向けた地域づくりの構築をですね、ぜひともお願いしたいと思っております。  次にですね、重度心身障害者、障害児医療費の現物給付であります。病院に行ったときに窓口負担を払うわけですが、これは金額の問題ではないんですね。窓口負担を払っても、県が2分の1、市が2分の1払って戻ってきますので、別にお金はかかりませんけど、3か月後には戻ってきますから。ただ、私がここで言っているのは、病院に行ったときに高額療養費とかリハビリやったときの領収書、お金を持って市役所に来ますよね、市役所に提出するというときに、この重度障害者というのは自分では歩けないわけですよ。ですから、70歳を過ぎているお母さんが持ってきたり、また家族が持ってきたり、こういうふうにして市役所に領収書を一々持ってこないといけない、そこが大変なんだと言っているわけです。ですから、その現物給付があれば、市役所のほうが病院に払えば済むことですので、そうすれば市役所に来なくて済むということですので、精神的な家族の負担を軽減するためにも、ぜひとも現物給付をお願いしたいと、私は3か年前からこれお願いしております。前も言ったように10月が選挙ですので、12月に帰ってこられるかどうか分からない。ぜひともこれは現物給付をお願いしたいと思いますが、答弁をお願いします。 ◎副市長(伊川秀樹君)   ご承知のように、重度心身障害者児の医療費助成につきましては、平成31年8月から自動償還払いに移行しております。そのことによって受給者本人、家族の申請手続等の負担軽減がある程度図られているということは考えておりますけれども、これまでも共生社会の実現、また47都道府県の約半数が実施していることを踏まえますと、県も市町村との意見交換等を行っているということでありますけれども、現段階では実施する市町村が少ないということで、なかなか前に進んではいない状況でございますけれども、宮古島市としては今の段階ではこども医療費助成の中で「児」の部分というのは対応できておりますけれども、15歳以上の「者」の部分とかが残っておりますので、来年度以降の早い時期に導入に向けて前向きに取り組んでまいりたいと考えております。 ◆下地信広君   中学校卒業までの子供の窓口医療費負担は公約でも上げているように現物給付をやるということはもう分かっておりますけど、重度心身障害者に対してもぜひとも前向きに検討をお願いしたいと思っております。  次に、佐良浜スポーツセンターについてお伺いします。前政権下では、スポーツセンターの利活用についてですね、普通財産に移行して有効に活用するとか、また老朽化に伴い取り壊すとかいう答弁がありましたけど、まだそのままの状態であります。これ現在どのようになっているのか、現状をお伺いしたいと思います。 ◎生涯学習部長(楚南幸哉君)   佐良浜スポーツセンターにつきましては、現在でも貸出し希望されている方がおりますので、公共施設の有効利用という観点から貸出しに向けて調整しております。 ◆下地信広君   貸出しに向けてということは、この前老朽化で取り壊すということが今は大丈夫ということですか、この施設は。 ◎生涯学習部長(楚南幸哉君)   業者のほうから貸出しの申請来ていますので、この施設は大丈夫だということでありまして、貸出しに向けて調整しているところでございます。 ◆下地信広君   プールありますよね。プールだけでも利用したいという方がおりますけど、これは公募ですか、この募集要項は、誰でもできるんですか、お伺いします。 ◎生涯学習部長(楚南幸哉君)   今のところ行政財産使用許可書のほうで申請をしておりますので、行政財産のほうで貸出ししていきたいと思います。公募ではございません。 ◆下地信広君   それでは最後に、横嶽市営住宅についてお伺いします。横嶽市営住宅の雨戸の取付けについて、令和2年9月定例会で建設部長の答弁では取り付けるとの答弁がありましたが、まだ取り付けていないということですので、遅れている理由をお伺いしたいと思います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   下地信広議員ご質問のとおり、確かに昨年9月定例会において雨戸を設置する旨の答弁をしております。その後何度か現場市営住宅に伺いましたが、本人が留守で連絡も行き届かなかったために、設置が長引いている状況になっておりましたが、このほど入居者と会うことができまして、設置箇所を確認の上、業者等にも見積り依頼を行っており、今月中には設置できる段取りになっております。 ◆下地信広君   建設部長、ありがとうございました。よろしくお願いしたいと思います。  これで私の9月定例会の一般質問は終わりますが、4年間、職員の皆さんや支持者の皆さんにはたくさんの助言、アドバイスをいただき、心より感謝いたしております。  また、市長におかれましては、市民が困っていないときも困っているときも、ぜひとも声が届く市民に近い行政運営を目指して頑張っていただきたいと思っております。  また、教育長におかれましては、ただいるだけで学習向上、能力が上がると思いますが、ただ座っているだけでは駄目だと思っておりますので、ぜひともコロナ禍の中、格差のないように教育をご指導お願いしたいと思っております。  また、副市長におかれましては、難産でございましたが、難産した子供が大きくなったら相当活躍しているというデータがたくさんございますので、これからですね、副市長の今後の活躍を願いまして、これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(山里雅彦君)   これで下地信広君の質問は終了しました。 ◆下地茜君   1番、下地茜です。質問に入る前に一言申し上げられればと思います。今議会、新聞等でもさよなら議会などと書かれておりますが、私は3月、6月、9月と3回経験した中で、短い期間ですが、様々な立場の皆様と意見を交わらせる機会をいただけたことを、また私自身市民の声を背負ってこの場に立たせていただいたこと、大変うれしく思っております。この場を借りてお礼申し上げます。  では、一般質問へ移らせていただきます。一括で質問させていただいて、再質問から一問一答方式でさせていただければと思います。  まず1項、市民行政についてでございます。意見箱の設置について伺います。①、意見箱に投函された意見はどのように活用されているのか。  ②、各出張所への設置が可能かどうかお伺いします。  2項、情報政策についてお伺いします。ごみの出し方が複雑で分かりにくいという声があります。クリーンセンターの施設ホームページを独立して設けるなど、市民に分かりやすい情報提供の検討が可能かお伺いします。  3項、新型コロナウイルス感染症対策についてお聞きします。感染力が強いデルタ株では、子育て中の家庭で感染するケースが報告されていますが、市の取組をお伺いします。  ①、学校現場で児童に陽性が出た場合の対応、②、保護者が新型コロナウイルスに感染して入院するなどして子供の世話ができなくなった場合、島内の宿泊施設で預かる検討をしていると、これは3月定例会でお聞きしたと思いますが、その後の状況をお伺いします。  2号、自宅療養者について、県が実施する生活用品が届くまでの補助的な支援として、沖縄県内の幾つかの市町村では食料、日用品の支給、買物代行など独自の支援に取り組んでいると聞いております。宮古島市での独自の取組の検討があるかお伺いします。  3号、県の新型コロナウイルス感染症PCR希望者検査促進事業という、この支援事業を活用したPCR検査について、検査の窓口を増やすことが可能かお伺いします。  4号、ワクチン接種に当たり、重い副反応が出た際に、諸経費をこれは支給する国の予防接種健康被害救済制度というものがあります。これについてお伺いします。  ①、相談があった件数、そして②が申請があった件数。  5号、ワクチンの接種歴及び72時間以内のPCR検査等の陰性証明をもって島内特典を受けるなどする需要喚起策、これが石垣島では既に開始しているようです。沖縄県でも導入をしたらどうかという検討の声が上がっていると聞いています。宮古島市でも取組の検討があるかお伺いします。  そして、4項、高齢者支援についてですね、これは下地信広議員の先ほどの質問の中とも重なっておりますので、敬老祝金について支給方法が口座振込に変更になったことについて、これは②の口座振込を行うシステムの概要についてというところだけお聞きできればと思います。  最後に、5項、平和行政についてでございます。保良に建設中の射撃訓練場についてお伺いします。  ①、宮古島の地下水など自然環境及び市民への健康の影響を最小限にするため、実弾射撃訓練では当然に無鉛弾、鉛を使わない弾を使用するべきものと考えますが、これについての市の見解をお伺いします。  そして、射撃訓練場で使用される弾丸についてですね、市は使用する弾丸が鉛を使っているのか、使っていないかというところで材質を把握しているか。  ③、保良訓練場の敷地は20ヘクタールに1ヘクタール満たないということで、環境影響評価を行っておりません。そして、自主的環境アセスメントもされていないという中で重金属による汚染があったとき、この要因の特定に不可欠な近隣地下水の定期的な測定の実施が市において検討可能かお伺いします。  それから、宮古島市港湾施設管理条例というものがありますが、これの第18条に禁止行為として「爆発物その他危険物を荷役するために係留施設を利用し、これらの物件を積載した船舶を係留すること」という文章があります。  ①、陸上自衛隊による弾薬搬入が予定をされていますが、これについてですね、爆発物である弾薬を市管理の港湾において荷役することについて、市の認識をお伺いします。  ②、令和3年3月定例会において、市長は「地元の理解を得ない強硬な配備については反対」と述べておられますが、この考えは現在も変わらないか、市長の見解をお伺いいたします。 ◎市長(座喜味一幸君)   下地茜議員の平和行政、5項2号について答弁をさせていただきたいと思いますが、私は選挙時における公約におきましても、自衛隊は容認いたします、ただし地元のしっかりとした理解を得ない強硬な配備等は反対しますよということが公約でございます。  今回の弾薬搬入等におきましても、やはり国に対して宮古島市の社会情勢等の新型コロナ感染の状況等を踏まえて、日程等の再考を申し上げてきたわけですが、今後ともしっかりとした市民の思いというものは伝えながら進めてまいりたいということでございます。  少なくとも地域の住民が不安に感ずること、そういうことにおいてはしっかりとできるだけの情報を開示しながら住民の理解を得ていくこと、それが大きく言えば地域の協力を得た防衛の在り方ということになるというふうに思っておりますので、今後ともしっかりと地元の理解を得るような働きかけを進めてまいりたいと思います。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   平和行政に関するご質問でございます。保良に建設中の射撃訓練場についてのご質問がございました。射撃場では、まず実弾射撃訓練では当然に無鉛弾を使用すべきものと考えるが、市の見解はということでございます。この件につきましては、平成30年2月25日に保良農村総合管理センターで実施されました住民説明において、覆道射場は全方向がコンクリートで囲まれており、鉛が付着した停弾堤の土が屋外に水とともに漏れ出すことはなく、周囲の環境に影響を与えることはないというふうに説明があったと承知をしております。  それから、射撃訓練場で使用される弾丸について、市は弾丸の材質を把握しているかということでございますが、これについては沖縄防衛局に確認をいたしましたが、沖縄防衛局のほうからは「平成30年の住民説明会においてご説明したとおりです」というような回答をいただいております。 ◎福祉部長(下地律子君)   敬老祝金の口座振込を行うシステム概要についてでございます。このシステムの概要は、1つ目に住民基本台帳からの対象者の抽出、2つ目に対象者の方へのお知らせ及び名簿の作成、3つ目に口座情報の登録、4つ目に口座振込データの作成となっております。 ◎生活環境部長(友利克君)   まず、市民行政について、意見箱に投函された意見、それから各出張所への設置可能性についてです。投書箱につきましては、現在総合庁舎1階ロビーに設置し、市民のご意見、ご要望を受け付けております。受付の後に意見、要望の内容に照らして各担当部署に通知をし、対応をお願いしているところでございます。  各出張所への設置についてでございますけども、現在のところ設置は考えておりません。各地域からのご意見、要望の対応につきましては、出張所の職員に手渡しをいただければというふうに思っているところです。  ちなみに、投書といいますか、ご意見、ご要望の状況でございますけども、インターネットのメールによるご意見、要望が94.78%、投書によるご意見、要望が0.52%です。これは、今年4月から9月途中までの状況でございます。  それから次に、ごみの出し方についてでございます。家庭ごみの出し方については、年度ごとに家庭ごみの分け方・出し方という分別ポスターを発行し、各家庭へ配布を行い、情報の提供を行っております。分かりにくいというようなご意見、ご要望が毎年上がるわけですけども、今後より分かりやすい家庭ごみの出し方についての情報提供ができるよう、ポスターの見直しなどは随時行ってまいりたいと考えております。  それから、ホームページの開設については、前向きに取り組んでまいりたいというふうに考えております。  次に、新型コロナウイルス感染症関連でございます。買物代行など独自の支援ができないかというところでございます。自宅療養者の食料などの支援については、宮古保健所が担っているところでございます。市には療養者に関する情報がないため、独自の展開というものは今のところ実施はしておりません。  一方で、自宅療養者数が急増したことを受けまして、パルスオキシメーター及びマスクを保健所や医療機関を通じて療養者に配布をしていただいております。また、乳幼児の感染が増加したことから、幼児食等の支援についても現在宮古保健所と調整を進めているところでございます。  次に、PCR検査の窓口を増やすことについてでございます。PCR検査は、県の事業でございますので、県が民間事業所と契約をし、検査機関を増やすことは可能だというふうに考えております。市としては、単に検査件数を増やすだけでなく、検査の精度や医療機関との連携、調整が大切だと考えております。また、陽性者が検出された場合の届出や療養指示等を含め、医療機関や宮古保健所の業務も増えることから、検査機関の増設については宮古保健所や宮古病院、市内医療機関と連携しながら進めていく必要があるものと考えております。  次に、ワクチン接種についてでございます。予防接種後健康被害救済制度についてでございます。健康被害が予防接種によるものと厚生労働大臣が認定したときに予防接種法に基づく救済が受けられる制度でございますけども、現在のところ相談があった件数は2件というふうになっております。相談後、申請というふうになるわけでございますけども、今のところ申請はないという状況です。今後申請がある場合は、県などと連携し、適切に対応してまいりたいと考えております。  最後に、保良の射撃訓練場について、近辺地下水の定期的な測定の実施の検討可能かについてでございます。検査場所といいますか、箇所といいますか、それを増やすことについては弾力的に対応していきたいというふうに考えております。検討できるということでございます。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   下地茜議員ご質問の、爆発物である弾薬を市管理の港湾において荷役することについてお答えいたします。  まず、宮古島市港湾施設管理条例第18条第1項第5号に禁止の行為として、「爆発物その他の危険物を荷役するために係留施設を利用し、又は係留施設にこれらの物件を積載した船舶を係留すること」と規定されております。一方、同条ただし書では、「市長の許可を受けた場合は、この限りでない」とも規定されております。  今回搬入予定でありました危険物につきましては、法的には船舶での運送が認められた危険物であります。つまり法律では船舶での運送が認められた危険物ではありますが、市の条例では基本的には危険物を積載した船舶は平良港の係留施設は使用できないということであります。ただし、同条例第8条において、危険の予防の規定がございます。第8条では、危険物を積載した船舶の取扱いについて規定しており、市長の裁量権を示したものであります。つまり先ほど申し上げました「市長の許可を受けた場合は、この限りでない」という条文の解釈を申し上げますと、原則は認められないけれども、安全対策などをしっかり行った上で入港、接岸する船舶については、それを市長が認めれば係留施設の使用は認められるということであります。 ◎観光商工部長(上地成人君)   新型コロナウイルス感染症対策についてのご質問でございます。聞き取りの中で水際対策についての内容がございましたので、私のほうからは水際対策につきまして答弁をいたします。  本市では、水際対策の一環といたしまして、本年4月に各航空会社に対しまして「宮古島市へ来島する航空便利用客へのPCR検査の実施について」の要望書を提出しております。また、去る8月20日付で宮古島を発着する各航空会社に対しまして、さらなる水際対策の強化を図るよう改めて再要望として提出をしております。  また、本市独自の取組として、新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言解除予定後の10月1日から宮古空港及び下地島空港において、来島する観光客がワクチン接種済証やPCR検査陰性証明書等を持参するなど、感染対策に対して意識が高い観光客に対する特典としてクーポン券を付与いたします。そのクーポン券を利用できる仕組みといたしまして、感染対策を講じた市内の優良店舗へ観光客を誘導するなどし、優良店舗への優遇措置と併せて水際対策の強化を図り、安心安心なまちづくりを進めてまいります。  なお、本市の今後の需要喚起策としましては、国や県のワクチン接種済証、それからPCR検査陰性証明書等を活用した事業などの動向を注視しながら、本市独自で効果的な経済対策ができないか検討してまいりたいと考えております。 ◎教育部長(上地昭人君)   学校現場で児童生徒に陽性者が出た場合の対応についてというご質問でございます。基本的に児童生徒に発熱等の症状がある場合は、登校を控えていただくようお願いをしているところです。しかしながら、学校において児童生徒等に陽性者が発生した場合、学級閉鎖等についての対応として、段階に応じ4項目に分けて次のように示しております。  まず1項目め、学校において幼児、児童生徒等に陽性者が発生し、その陽性者が症状を呈した日の2日前の感染可能期間内に登校していた場合、教育委員会に確認した上で学級を閉鎖する。  2項目めに、学年閉鎖について、学年で複数の学級閉鎖が発生した場合は、教育委員会と協議し、学年閉鎖を検討する。これは蔓延の状況とか、どの程度まで閉鎖学級が増えたら学年を止めるか、これは教室が1階、2階に分かれているとか、トイレが一緒であるかないかとか、いろんな状況を勘案して決定していきたいと考えております。  3項目めに、単一校の臨時休業としまして、複数の学年閉鎖が発生した場合は単一校の臨時休業を検討する。  4項目めとしまして、地域や学校の感染状況により感染が広がった場合、教育委員会と協議し、一斉臨時休業を判断するの4項目で示しております。  また、保健所の調査により濃厚接触者と特定された児童生徒は、PCR検査を実施いたします。検査が陽性だった場合は、保健所の指示により、おおむね2週間程度の出席停止扱いとなります。その他濃厚接触者以外の児童生徒への対応につきましては、教室等の消毒作業をする必要があり、おおむね72時間経過した後、教育委員会に確認した上で学級を再開します。  本市の児童生徒の感染に係る事案につきましては、常に保健所と連携を取っております。感染者との濃厚接触者の判定及びPCR検査の実施を行います。自宅待機の機関等、保健所からの指示を受け、感染症対策に取り組んでおります。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   答弁漏れがございますので、追加答弁をしたいと思います。  先ほど下地茜議員からワクチン接種歴、それから72時間以内のPCR検査の陰性証明をもって特典を付与して需要喚起を行う対策ということでご質問がございました。今議会に追加提案しましたクーポン券の活用事業、これも当面の間はワクチンの接種歴、これを活用してクーポン券の発行を行うという事業に当たるというふうに捉えております。これは、昨日来説明しておりますとおり、当面の間はワクチンの接種済みの市民を対象に1万円のクーポン券を配布いたしまして、感染対策を取りながらの宮古島市の経済振興に役立てていこうというような事業でございます。 ◎福祉部長(下地律子君)   1件答弁漏れがございましたので、お答えいたします。  保護者が感染し入院するなど、子供の世話ができなくなった場合の本市の取組についてお答えいたします。沖縄県より「新型コロナウイルス感染による保護者の入院により養育者不在となった子どもの養育・保護に関する市職員の派遣について」として協力依頼を受けており、本市では沖縄県中央児童相談所宮古分室を中心に対応マニュアルを作成しております。  保護者が新型コロナウイルス陽性となり、子供の世話ができなくなった場合には、子供が自宅待機が可能か、保護者以外の親族が見守り可能か確認を行います。いずれも困難となる場合には、島内の宿泊施設で養育、保護を行うこととなっております。これまでの対応実績はゼロ件となっております。 ◆下地茜君   再質問させていただきます。  まず、質問というより、少し行政の意見箱の設置、旧平良市時代からこれあるもので、寄せられた意見などは各課に振り分けて、回答、活用などを各課でされているということかと思いますが、新庁舎ができて、地域の支所が出張所と変わる中で、地域の声を、じゃこれどこで拾うのかというと、今その仕組みがないのかなと思うんですね。この出張所に対しての要望であったり、使いやすいのか、使いにくいのかと、そういう声を拾う機会がないのではないかなと思うので、検討いただきたいなと思うんですが、先ほど生活環境部長のご答弁の中で、いま一度確認したいのが、市民自身が窓口の職員に何か紙のようなもので書いてお渡しするような方法もあるよということをおっしゃられたということでしょうか。 ◎生活環境部長(友利克君)   各出張所での投書箱の設置というのは、先ほど累計を申し上げましたように、投書による方法というのが非常に少ないと。先ほど0.52%と申し上げましたけど、5.22%ですね、すみませんでした。非常に少ないということもありますので、時代の変遷といいますか、情報化社会の中で実際投書によるご意見、ご要望というのが少なくなってきているというのが現状だということで、投書箱の設置というのは考えておりませんけども、出張所の職員に書面、封書等、何でもいいです、託していただければというふうに考えているところです。投書箱の必要性については、また検討もしていきたいというふうに考えております。 ◆下地茜君   例えば敬老祝金の3,000円を口座振込にしていますけれども、これをコピーを取るというのが高齢者には難しいケースがあるというお話の中で、出張所でも相談を受け付けていますよというようなこともこれまで聞いております。こういった雑多な業務も窓口で実際にはされていることもあって、地域の人の窓口になっている部分があると思っていますので、今のところ市民課、あとは福祉、農政関係のことを業務としてはされていると思いますけれども、実際には雑多な業務を受け持っている部分もあると思いますので、そのところを含めてぜひ検討いただけたらなと思っております。  次に移りまして、新型コロナウイルス感染症対策について、1号の②ですね、保護者が入院した場合のお子さんを面倒見れないという状況になったケースは、これで実際にこれを扱ったことがあるかという質問に対してゼロ件ということだったんですけれど……質問はしていないですけれども、答弁の中でゼロ件ということだったんですけれども、これは相談自体は何件かあったんでしょうか、お聞かせください。 ◎福祉部長(下地律子君)   相談といいますか、例えば県を通してこういう可能性があるというお話だったり、直接相談もあったかと思うんですが、結局は見守る方が親族でいらっしゃるとかということがあって、県と市のほうで対応するという件数がこれまでなかったということでございます。 ◆下地茜君   では、質問を少し順番入れ替えながら進めたいと思うんですが、予防接種後健康被害救済制度についてもう少しお伺いしたいんですけれども、相談があった件数が2件、申請がゼロ件ということかなと思います。これは相談が2件ということなんですけれども、この2件の方、申請につながらなかったのは何か理由がありますでしょうか。 ◎生活環境部長(友利克君)   先ほど2件の相談があったという答弁をいたしました。そのうち1件については、今後申請に向けていろいろと資料などを収集しているというようなことを聞いているところでございます。もう一件の動きについては、今のところありません。 ◆下地茜君   実は私の身近でも、重い副反応出た方がいて、恐らくこの制度はあまり周知されていないということで、宮古島市で副反応のあった方はいらっしゃるけれど、制度自体につながっていないという状況があるのかなと思っています。この制度を少し私も調べてみたんですけれども、厚生労働省の有している昔からあるワクチンの救済制度で、リーフレットなどには申請に必要となる手続については予防接種を受けられた市町村にご相談くださいということになっているんです。ここをいま一度確認したいんですけれども、こういった副反応が出たという場合に、まず相談して申請の書類等をもらって、それを出すという、その窓口は市ということで大丈夫でしょうか、確認させてください。 ◎生活環境部長(友利克君)   救済制度の流れを少し答弁いたしたいと思います。  救済制度に関する相談については、接種時に住民登録をしている方については市の健康増進課で相談を受け付けております。請求される方が市に必要な書類とともに申請書を提出していただき、市で確認をした後、県を経由して……ちょっとお待ちくださいね。すみません、これちょっと別の答弁のようです。改めて…… ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時38分)  再開します。                                     (再開=午前11時38分) ◎生活環境部長(友利克君)   改めまして、まず請求者は、市町村に相談、請求をすることになります。市町村は、被害調査委員会などを開き、結果を県のほうに送ります。県は、厚生労働省のほうで審査をしまして、厚生労働省の設置する機関、疾病・障害認定審査会、そこで審査をしまして、厚生労働省から市町村にその結果が届くことになっております。市町村は、その申請・請求者に対して、また通知をするということになります。 ◆下地茜君   新型コロナ関係のほかの質問の答弁総じての感想なんですけれども、生活用品の補助的な支援であったり、お子さんの面倒が見れないというような状況があったりという、このところいろんな機関が関わる中で、宮古島市だけで単独で動いているわけではないというところで難しい部分もあったり、この救済制度もそうなんですけれども、市単独ではなくて、どこかからどこかにつなげるというようなところを市が役割を持っていただいているというところかなと思いますが、私の身近で新型コロナに感染した人の話を聞くと、困ったときに電話をする先がよく分からないので、病院に電話したり、保健所に電話したり、あちこち電話して、結局市の相談窓口に電話したときが一番丁寧で適切な指示をもらえたというふうなことを聞いているんですね。とすると、やはり市の窓口が市民に一番寄り添った位置にいて、そしていろんな機関があるところを横断的にやっていけるポジションにいるのが市の窓口なのかなと思いますので、予防接種制度もそうですけれども、市民と制度をつなぐというところをぜひしっかりやっていただけたらと思います。  そして、PCR検査なんですけれども、県の促進事業を活用したPCR検査についてですね、昨日も島尻誠議員の質問とこれ実は似たような質問だったんですけれども、要請のほうでも会派で出しております。今どこでこれをやるかという場所を探しているというところだったんですけれども、そこの進捗のあたりもお伺いできればと思いますが、お願いできますでしょうか。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時42分)  再開します。                                     (再開=午前11時42分) ◎生活環境部長(友利克君)   昨日の島尻誠議員にも同様の質問があったというふうに思っておりますけども、民間の業者が市内での開設を検討しているという動きがあるということについて、進捗はどうなっているかというようなお尋ねかと思います。民間の事業者は宮古地区医師会事務所の借用について、宮古地区医師会に打診があったと。宮古地区医師会としましては、今のところ設置の判断というんですかね、借用の判断について保留をしているとのことでございます。市としましては、医師会の今後の対応などを注視しているところですけども、何らかの支援ができればというふうに思っているところです。 ◆下地茜君   医師会のほうに打診をしていて、そして判断を保留という進捗にあるということでした。判断保留されている、懸念点があってされているのかなと思いますけれども、その理由が分かるようであれば教えてください。 ◎生活環境部長(友利克君)   理由については、承知、確認をしていないところです。 ◆下地茜君   実は、民間の会社といいますけれども、既に空港PCR検査で事例が2例、宮古空港と下地島空港とある中で、3つ目、4つ目を増やしていけないかということで要請を上げさせていただいたんですね。私自身、空港PCR検査を何回か使用させていただいています。症状がなくても微熱程度で心配でということであっても受けれるということですね。検査して、ただ検査した翌日の夜、早くても結果が来るので、それではなかなか率先して受ける、翌日あまり動くのをためらってしまったりするので、拡張することでその日中に宮古島市でこの検査の機器がそろえば、早い結果が分かって、PCR検査が受けやすくなるんじゃないかなというふうに思っておりまして、個人的にはこれを進めていけるような体制を取っていただきたいなと思っています。  そして、今後プレミアムクーポンなどの消費喚起策を行っていく中で、やっぱり市民が症状が出ているからという事前の検査の促進というのも市としては必要になってくると私は思っているんですね。例えば福祉事業所は、国からの支援で定期的なPCR検査をやっています。教育現場も抗原キットを配布して、国からの支援でやっているものと思いますが、飲食店が定期的にPCR検査をお店でやろうというふうに思ったときに、現状どのような状態になっているかというところを、申し訳ないですけれども、もし分かる範囲でお答えいただけたらなと思います。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時47分)  再開します。                                     (再開=午前11時47分) ◎企画政策部長(垣花和彦君)   飲食店事業所におけるPCR検査につきましては、これはもう各店舗に今のところ任せているという形になります。行政のほうでそれを定期的に実施しているという状況はございませんが、ただ県のほうでもそういう飲食店、それからほかの業種での検査体制の強化ということに今取り組んでいるということで、これ情報がちょっとつかめましたので、紹介しますけれども、県の飲食業組合のほうに県のほうから抗原検査のキットを配布して、飲食業組合のほうから各地域の飲食業組合のほうに抗原検査キットを配布するという流れが今あるということで話を聞いております。 ○議長(山里雅彦君)   下地茜君、沖縄県の対応を聞く場合には、要旨のほうで少しやってから、なるべくお願いしたいと思います。 ◆下地茜君   県のほうで飲食店へのPCR検査、無料のものが実は枠があるようでして、1日100名限定で検査を受ける支援があるんですね。ただ、これはどこで検査をするかというと、空港PCR検査のほうの、宮古島市だと下地島空港に行くか、宮古空港に行くかというどちらかで受けるということ、ここが受ける窓口になっています。そして、1日100件というところ、空港2つありますけれども、これで機能が十分確保されているというような答弁がありましたので、少し私調べてきたんですけれども、空港PCR検査、結構実は使用されていて、8月の利用実績で3,352人が利用して、陽性者が102人検出されている。そして、連日100人近くが検査を行っているという状況で予約が取りにくいということが新聞報道に載っておりました。とすると、飲食店の人たちがせっかく1日100人の枠を取っていても、空港PCR検査の場所はいっぱいというような状況がありますので、この辺り要請にも上げさせていただきました。医師会のほうの判断で止まっているというところではありますが、今後国のワクチンパスポートの施策が始まったり、市独自の施策も始まるという中で、やっぱり水際対策をしっかりやっていただきたい、このPCR検査。ワクチンの接種だけでは、12歳未満の方が対象外であったり、半年たつとワクチンの効果が薄れていくので、そうするとブレークスルー感染があるという中でワクチンの効果が薄れた、あるいは接種していないという人たちの間でまた感染を広げてしまう可能性があるわけなんですね。なので、そう考えるとやはりPCR検査を同時にやっていかないと、そこの体制をしっかりつくらないと逆効果になりかねないというふうにも思っていますので、ここの取組をぜひ市としても積極的になっていただきたいなと思っております。  では、平和行政に移っていきたいと思いますが、射撃訓練場についてですけれども、③の定期的な観測の実施に関しては、ぜひご相談させていただきながら今後取組をさせていただきたいなと思っております。  そして、①、②についてなんですけれども、福山地区での配備の話が進んでいた際には、無鉛弾でもやっていきますというような方針も防衛省が触れていたと聞いておりますが、市のほうで当時どうであったかご存じでしょうか。分かる範囲で結構ですので、教えていただければと思います。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   そのことについては、ちょっと確認をしておりません。ただ、説明会の中で、先ほど申し上げましたとおり、停弾堤ですか、そういうことでほかに漏れ出すことはないという説明があったということだけを確認をしております。 ◆下地茜君   私も屋内でやるということは承知しておりまして、外に影響がないということも説明で聞いたような記憶もあるんですけれども、ただいろいろ話を聞くと鉛の影響というのは別に屋内から鉛の弾が出なければ大丈夫というようなものではなく、例えば射撃をしたときの煙であったり、これが服や手についたときに洗い流す、洗濯をする、そういうところでも鉛というのは外に出ていってしまうと。そして、成人の人でも鉛中毒になるんですけれども、特に乳幼児や妊婦に対しての影響が大変大きいということで、国では日常生活で接するものから鉛というのを使わないようにしていっている。例えば有鉛ガソリンというものが昔あったそうなんですけれども、気化するガソリンの中に鉛が含まれるわけなんですね、それで中毒になってしまう。ということは、自衛隊員の皆さんが射撃訓練をする中で、硝煙が出る中で健康被害にも結びついていくということで、韓国であったりアメリカなどではこの辺が厳しい基準になっているそうなんですね。そもそも鉛を使わなければこういった健康被害もないということで、宮古島市の保良の場所はすぐ東側で今地下水のモニタリング、ダムを造るということでボーリング調査をやっていたりします。そこのところの影響もありますし、自衛隊員に対しての影響もありますので、ぜひ市としては今後無鉛弾が基本であるということを強く求めていただきたいと思うんですね。この辺り少し市の見解をお聞きできればと思いますけれども、お願いいたします。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   沖縄防衛局のほうに確認しました中では、明確な回答がいただけておりませんので、鉛の使用、そういうものについて再度確認をした上で、対処策を検討していきたいというふうに思っております。 ◆下地茜君   では、港湾施設管理条例のほうへ少し入っていきたいと思います。これは、確認の意味で入れました。港湾施設管理条例第18条を認識共有の意味で、危険物の受入れが基本的には禁止行為であるということを市との間で確認ができればと思って、これはやはり市民の安全の担保を市は確約しなければならないというところでこの条例がある、項目があると思うんですね。  今回市と防衛省の間でやり取りもされたと聞いていますが、港に持ち込まれる弾薬の量であったり種類というのは知らされていましたでしょうか、お聞かせください。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時57分)  再開します。                                     (再開=午前11時57分) ◎建設部長(大嶺弘明君)   今下地茜議員ご質問の件につきましては、防衛省内規によりまして、国の安全に関わる情報でございますので、明らかにすることはできかねます。 ◆下地茜君   明らかにしてほしいのではなくて、防衛省から市に対しては明らかにされていたかというところをお聞きしています。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   ただいまの下地茜議員のご質問についても、そのことについても明らかにすることはできかねます。 ◆下地茜君   このことをなぜ問題にするのかというと、自衛隊が何かあったときに動く際には、県あるいは市の要請で初めて動けるものとすると、有事があったり事故があったときにどのように動くのか、どのように市民の命を守るのかという、初めに市や県でガイドラインなり方針、あるいは指示というところをやって初めて自衛隊が動くものと私は認識しているのです。なので、この担保をするためには弾薬の種類であったり、量というものを分からないとできないんじゃないかなと思うんですけれども、そのための港湾施設管理条例だと思うんですね。だからこそ、そこで判断ができるかどうかというところで、判断ができない、あるいはこれ入ってきて何かあったときに市が率先して市民の命を、避難であったり担保できないというところであれば、やはりこれは持込みというのは基本的には禁止されるべきであろうと思っております。そのことをぜひ申し上げさせていただきたい、安全性を担保するということができないのであれば、搬入してはいけないということを申し上げさせていただきたいと思います。  あと1分くらいあるので、ちょっとお話しできればと思いますが、防衛上の危機が迫っているので、一刻も早くミサイルを入れなければいけないという声もあるんですけれども、それならなおさら避難計画であったり、万が一の際の市民の安全の確認、担保をする国民保護計画というものがあります。これに関して防衛省は、ミサイル部隊を配備することによってのこの計画というものはつくられていないということを認めています。そうすると、これは本当に有事があって大変なことになるということを心配しているのであれば、それ以前にまず国民保護計画がしっかり策定されていない、その情報を防衛省が出していないということについて、これは保守、革新を超えて本来一緒に取り組むべき課題なのではないかと思っております。  ぜひ宮古島市が平和であるように願っている議員の皆さん、当局の皆さんともに考えていただきたいと、一緒に取り組んでいけたらと思っております。ありがとうございました。 ○議長(山里雅彦君)   これで下地茜君の質問は終了しました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時30分から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午後零時01分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆平良和彦君   昼食を食べて眠い時間になっているのかなと思いますが、お付き合いのほうをよろしくお願いいたします。一般質問2日目、本日3番目になります議員番号8番の平良和彦でございます。よろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして一般質問を行いますが、いつものとおり私は市民の目線に立って意見を述べたいと思っております。それで、ご答弁のほうをですね、市民に分かりやすい説明と、また誠意あるご答弁をお願いしたいと思っております。  一般質問に入る前に、少しだけお話をしたいと思っております。コロナ禍で沖縄県は緊急事態宣言を今月いっぱいまで延長しております。私は特にですね、児童生徒の学びを止めてはいけないという気持ちが強くてですね、授業の開始が本当に非常に気になっておりました。ですが、中学校は予定どおり9月1日からスタートし、小学校は今週からですね、2学期を開始しております。学校によっては、多少状況は変わりますが、諸先生をはじめ、関係者の皆さんが子供たちの身近で親身になってくれる一番の理解者だと私は感謝したいと思っております。また、力を合わせてですね、この状況を乗り越えてくれるものだと期待もしております。  それから、新型コロナワクチン接種のお仕事に関わってまいりました職員及び関係者の方々が頑張ってくださったおかげでですね、新規感染者数が激減し、ここ3日ではゼロ人、1人、3人と数字に顕著に表れております。これも喜ばしいことで、感謝申し上げます。  それから、私ごとではありますが、皆さんの真心からのご支援と温かい激励をいただき、1期4年間の議員生活ができましたことを心から重ねて感謝申し上げたいと思っております。本当にありがとうございました。残り少ない任期でございますが、一生懸命また市民のために頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、一般質問に移らせていただきます。最初に、政治姿勢についてですが、1つ目に宮古島市の均衡ある発展について。台風時の停電が市街地と城辺地域と、上野、下地、伊良部も入りますが、とでは頻度が違うんじゃないかという市民からの声が度々あります。その原因と対策等についてお伺いいたします。  これは、今年の7月21日頃ですが、台風6号では3日間停電しておりました。そして、台風12号ではほとんどの地域は停電していないという感じではありましたが、城辺のほうはそんな風も強くはなかったんですが、なぜか丸一日停電をしております。台風が襲来するたびに停電が起こるということは、本当に住民の生活、特に高齢者の世帯、今の時代は電話も電気がないと通話できない状況でございますので、子供が親に電話するなどの安否の確認など、支障を来しているものだと思っております。  また、これだけではなく、最近では畜産業も出産を知らせる機器を使い、パソコン等で管理している農家もおりますし、家庭によってはオール電化、また電気自動車の充電など、そしてパソコンを利用してのテレワーク、それからオンラインミーティングなど、そして今後来るであろう宝塚医療大学等の生徒と関係者各位の皆さんのためにも、ぜひとも整備をしてもらいたいと考えております。当局のお考えをお聞きいたします。  続きまして、通信網の情報格差が地域ごとに顕著に表れているんじゃないかということで当局の見解をお伺いします。というのは、今や情報社会の中で通信技術は常に発展していると考えますが、しかし今でも城辺学区また城辺小学校の信号を過ぎた辺りから、新城付近に行くと、乗用車用のテレビがありますが、運転手は見ていないと私は信じておりますが、途切れ途切れに画面がなってきたり、またあとはもう通信不能となってしまうことがあります。今のご時世に、まだこのような状況になるのかということでびっくりしておりますが、この状況などを理由に若い方々が定住せずに、次第次第に地域から出ていき、さらに高齢化が進む原因の一つでもあるかなと私は考えております。そこで、しっかりと通信網を整備していただき、情報社会でございますので、ワーク・ライフ・バランスやテレワークなど、島に暮らして楽しいと思われる方々もいるかと思います。そういう方々が定住する方も増えるんじゃないかなと私は希望を持っておりますが、そういう方のためにも当局の見解をお伺いいたします。  続きまして、2号としまして、県道78号線、通称城辺線でございますが、幾度となく私も質問を3回ほど行っておりますが、片側2車線の延長をできないものかと。範囲的に申しますとJAおきなわ宮古地区本部の近くにあります郡農協前の交差点から中休給油所の野原越交差点まで延長できないかという質問でございます。  先ほど言いましたように、これまで3回ほどしましたが、県の宮古土木事務所の回答としては、現在のところ整備計画はないという回答をしております。それから、令和2年6月定例会では交通状況等将来の土地利用や地域開発、また交通需要などの動向を踏まえながら必要があると、今後課題と考えるなどと、少しずつ前向きな答弁になっているかなと私は思っておりますが、それでまず最初に延長を中休までやるとちょっと長いですので、これを鏡原自動車、中古車屋があるんですが、そこの十字路まで延長したらと考えております。なぜなら、鏡原地域や野原越地域辺りは最近住宅やアパートなどが建設され、住んでおられる皆さんの車等の交通量が増加してきております。城辺方面から来る自動車とそこで合流し、郡農協前交差点までがもうすごく渋滞となる現状となっておりますので、その区間だけでも延長できないのか。もう一つ言えば、このような状況からですね、若い方々は渋滞を避けるために市街地のほうへ移り住んでいるというのも聞きますので、ぜひとも市長、地域の均衡ある発展についてですね、交通整理をしっかりと考えていただきたいと、当局の見解をお伺いいたします。  続きまして、東平安名崎公園の整備についてでございます。国から史跡名勝天然記念物にも指定されております。また、すばらしい景勝地でもある公園、その中のほうを整備できないかということでございます。昔はですね、本当に公園の中は家族連れ、また観光客等が安全で安心で楽しく遊べる場所でございました。また、児童生徒等が遠足等でも足を運び、珍しい特有の植物群落で知られているイソマツ、ハマウド、ハマアズキなどが生息していることもあり、学術的にも見て、植物観察なども行っておりましたが、特に私が一番印象に残っているというんですか、最近見えないんですけど、やはり自生しているテッポウユリが4月に満開に咲き誇り、公園内を真っ白にしているのも最近では全くと言うほどススキなどに生息地を奪われ、かわいそうなぐらい細々と咲いているような気がします。どうか公園内を整備し、元のすばらしい公園に戻してくれますよう、そういう整備できないのかお伺いいたします。  続きまして②、海岸沿いにある転落防止用の手すり等が破損しております。大変危険でありますし、また景観もよくないので、早急に修復できないのかお伺いいたします。  続きまして、宝塚医療大学の宮古島キャンパス設置についてでございますが、キャンパス設置に向けての進捗状況についてお伺いいたします。この質問も、これまでも幾度となく行っておりますが、私は必ず成功させたいなという場合はしつこく聞いていることもありますが、ご理解のほうをよろしくお願いいたします。そこで、前回6月定例会での答弁では、大学側としては令和4年3月に文部科学省へ開学の申請を行い、また令和5年4月には開学を目指していて、そして6月定例会の補正予算の成立後は不動産価格等調査委託業務を実施し、建物の譲渡、土地の賃貸についての公有財産検討委員会へ送るという、また公有財産の処分等を議会へ提案する予定ですよというのを聞いておりますが、その後どういうふうになっているのか当局の見解をお聞きしたいと思います。  次に、福祉行政についてですが、砂川保育所及び認定こども園についてですが、まず1つ目に砂川保育所の再開園後の状況及び今後の運営についてお伺いします。これについても幾度となく質問しておりますが、もう古いんですが、たしか令和元年12月定例会で下地律子福祉部長は「定期的なメンテナンスを行いながら5年程度は現施設での運営が可能である」と答えておりましたが、再開園後の状況及び今後の運営についてお伺いいたします。  続きまして、砂川こども園設置についての取組状況についてでございます。これも令和元年12月定例会での答弁ですが、「今後新たな施設整備に向け、砂川幼稚園の園舎の老朽化も踏まえ、こども園への移行も視野に入れ、今後の在り方を検討します」という答弁を受けております。今後の取組状況はどうなっているのかお伺いいたします。  3項に、教育行政についてですが、1つ目にGIGAスクール構想教育ICT環境整備の充実についてです。GIGAスクール構想の実現に向け、環境整備の進捗状況についてお伺いいたします。これについては、「Society5.0時代を生きる子供たちに相応しい、誰一人取り残すことのない公正に個別最適化され、創造性を育む学びを実現すること」を目的として、全ての児童生徒に対して1人1台端末等のICT環境を整備するために、令和元年から令和5年の計画で実施しておりますが、これまでも同僚の前里光健議員とか多くの議員が聞いておりますが、あえて私も、重複するかと思いますが、お聞かせください。GIGAスクール構想の実現ロードマップによりますと、年度ごとに構築するためのハード、また人材、ソフトの項目ごとに、ハードでいえば校内ネットワークとか学習系ネットワーク、そして人材の項目には教師のICT活動指導力の向上やICT支援員、4校に1人というふうに書いてありますが、それからソフトは学習指導や学習者用デジタル教科書、教材などがあります。これらを令和元年度から年度ごとに構築していくというふうにロードマップでは表しておりますが、宮古島市の進捗状況はどうなっているのかお伺いいたします。  次に、その中で学校等における高速大容量の通信ネットワークのICT環境整備についてお伺いいたします。これについては、1人1台端末のICT環境の整備は整っていると思いますが、校内で一斉に授業などを行うと、使用した場合に、通信ネットワークが作動しないという現象が発生するとお聞きしております。要するにパソコン等が固まって動かなくなる現象だと思いますが、実際のところどうなっているのかお伺いいたします。  教育行政のもう一つ、2号ですね、前福にあります平良多目的屋内運動場の天井の修復についてお伺いいたします。先日、この屋内運動場を視察してまいりました。本当にびっくりしました。天井の光を取り入れるはずのアクリル板がぎざぎざでぼろぼろになっていて、青空がどかっとのぞいておりました。また、地上には最高な人工芝を敷き詰めてあるんですが、そこも約5メートルから7メートルぐらい水たまりの跡が3か所ほど、また半分ちょっと腐りかけているのかなと、黒っぽいのも見えておりましたので、早めに修復するのがいいのかなと私は思いますが、そこでこの状態を見て、一般の方々から利用したいので、早めに修復してほしいというご要望がたくさん寄せられておりますし、またそろそろスポーツキャンプシーズンが始まります。プロ野球選手などの自主トレや、大学、実業団の野球などが来島する時期にも入りますし、またスポーツアイランド宮古島としてのスポーツ推進を図るためにも、早急に修復するべきだと私は考えますが、当局の見解をお伺いいたします。  ご答弁をお聞きして、後で再質問を行いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   まず、宮古島市の均衡ある発展に関連をして質問いただきました台風時の停電、その原因と対策についてお答えいたします。  台風時等での停電が市街地と旧市町村部において頻度に違いがあるというようなご質問であったかと思いますけれども、これについて沖縄電力のほうに確認をいたしました。沖縄電力によりますと、発電所、それから変電所からの距離が遠くなるほど設備の数が増えるために、暴風による飛来物や樹木への接触などによる設備の損傷を受けるリスクがそれだけ高くなるということでございます。  また、城辺地域につきましては、市街地に比べると周囲の建物も低いため、暴風を受けやすいなどの地域的な特徴もあるということでございました。  沖縄電力の台風被害に対する対策といたしましては、樹木との接触に強い耐摩耗電線、そういうのがあるようでございますが、耐摩耗電線への張り替え、それから電柱の連鎖倒壊対策として補助柱ですね、それから支線による補強、そういうものを行っていると。それから、電線にかかる風圧の荷重の低減を図る低風圧電線の採用、それから台風襲来前の巡回、改修の実施、さらには別の高圧線路から融通送電ができる連絡線路の構築、こういうもので対策に努めているというようなことでございます。  それから、行政側の対策としましては、電線の地中化事業、これを関係民間団体、それから沖縄県などと連携しながら計画的に進めているというところでございます。  次に、通信網の情報格差についてでございますが、これにつきましては地上デジタル放送移行時は、伊良部、それから城辺の一部地域が難視聴及び弱電波地域となっておりました。これらの地域については、難視聴解消のために田園地域マルチメディアモデル整備事業の導入の際に、行政チャンネルサービス、これを普及することによって、少ない負担でNHK及び民放放送を含めたテレビの放送を視聴できるようになっておりますので、現在難視聴地域は解消されているものというふうに理解をしております。  平良和彦議員がご指摘をされました車内、乗用車でのテレビの電波が途切れるということにつきましては、これは弱電波地域になるとやはりそういう状況が今でもあるというふうに考えますけれども、基本的に家庭においてのテレビ視聴については行政チャンネルに加入することによって難視聴の状況は解消されているというふうに理解をしております。  それから、ラジオ放送でございますけれども、島内で放送されておりますFM放送のうち、エフエムみやこの放送で、城辺地区の一部や平良市街エリアの一部に、高層コンクリート建物等の影響から、難聴が発生していると確認をしております。エフエムみやこにおきましては、難聴対策としてスマホやパソコンで視聴可能なインターネットラジオ放送を開始させており、今後は城辺地区の中継局整備や受信向上のための外部アンテナの普及を図っていくということでございました。また、ほかのFM放送については難視聴地域はないというふうに確認をしております。  それから、インターネットの環境についてでございますが、これについても平成29年度から令和2年度の間に進められました超高速ブロードバンド環境整備促進事業により超高速ブロードバンド環境が島内全域で整備されておりますので、一部大神島を除いた地域でサービスが利用できるようになっている状況でございます。 ◎教育長(大城裕子君)   1項、市長の政治姿勢についての4号、宝塚医療大学の宮古島キャンパス設置について、①、キャンパス設置に向けての進捗状況についてというご質問にお答えいたします。  現在宝塚医療大学とは学校跡地の建物譲渡に向けて調整を進めており、市のほうで建物及び土地の鑑定評価業務を進めているところです。今後は、不動産鑑定評価を受けて、公有財産検討委員会に諮り、それを踏まえて大学側と譲渡に関する仮契約を締結し、12月定例会に財産の譲渡に係る議案を提出してまいりたいと考えております。  議案を可決いただいた後に、譲渡に係る手続、土地の賃貸に関する契約などを進め、譲渡後は令和5年4月の開学に向けて、大学側で施設改修などを行っていくことになります。  現在大学側とは、使用する建物及び用地について、どの範囲までを使用するのか、新たに整備する必要がある建物、学生寮の位置、面積などの確定に向けて協議しているところです。また、大学側からは、中学校跡地だけではなく、城辺庁舎の一部、城辺図書館についても利活用の要望がございますので、これらについても中学校跡地と併せて地域との共同利用を含め、市長部局と協議しながら手続を進めてまいりたいと考えております。 ◎福祉部長(下地律子君)   砂川保育所及び認定こども園についてお答えいたします。  まず、1点目の砂川保育所の再開園後の状況及び今後の運営についてでございます。砂川保育所は、令和2年度から社会福祉法人ムサアザ福祉会が市の委託を受け運営を行っており、令和3年9月1日現在38名の園児が利用しております。  砂川保育所は、これまで老朽化に伴うコンクリートの剥離、剥落等があり、令和元年度1年間休園をしておりました。その間、耐震強化、劣化補修工事等を行い、令和2年4月から再開園し、現在に至っております。しかしながら、築年数約40年が経過していることから、定期的なメンテナンスが必要な上、今後も毎年修繕等が続くことが予想されます。  今後の運営についてでございますが、砂川保育所同様、老朽化が進む砂川幼稚園と一体化し、幼稚園及び保育所の機能を併せ持ち、保護者の就労状況や家庭環境の変化等にかかわらず、就学前の子供に教育、保育を一体的に提供するほか、地域の子育て家庭への支援を行う役割を担った幼保連携型認定こども園も設置することとしており、令和5年4月の開園に向けて取り組んでいるところでございます。  次に2点目、砂川こども園設置についての取組状況についてでございます。砂川地区のこども園の設置についての取組状況でございますが、同こども園は、旧砂川中学校跡地において民間主導による設置運営に向けて取り組んでいるところでございます。去る6月には在園児保護者及び未就学児の保護者、砂川地区の行政連絡員の皆様へ書面による説明会を開催したところでございます。その後、設置運営する事業者の公募を行いまして、選定委員会を経て、市内の社会福祉法人に決定しております。今後教育委員会が実施しております分筆測量業務が完了し、面積が確定次第、土地の売買契約を行う予定となっております。  今後の取組でございますが、現在施設整備に係る補助金について国との事前協議を行っており、内示後設置事業者による実施設計、補助金交付申請を行い、今年度中に工事に着手し、令和5年4月の開園を目指してまいります。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   まず、県道78号線の片側2車線を野原越交差点まで延長できないかというご質問にお答えいたします。  県道78号線、通称城辺線を管理しております沖縄県宮古土木事務所に問い合わせたところ、現在当区間については道路拡幅の予定はないとのことでございます。理由としましては、現在の交通状況及び将来の土地利用や地域開発、それから交通需要などの動向を踏まえる必要があることから、今後の検討課題と考えているとのことでございます。  それから、先ほど平良和彦議員からご質問のありました野原越交差点までが厳しければ鏡原十字路までではどうかということについてですが、そのことについて県に問い合わせたところ、現在のところそのことについての計画はないとのことで、理由としては先ほどと同じということでございます。  次に、東平安名崎公園内の整備についてお答えいたします。東平安名崎公園は、国の史跡名勝天然記念物に指定されているため、木々の伐採などについては文化庁の許可が必要になります。このため、東平安名崎公園のススキなどの伐採作業などの際には、市では文化庁へ史跡名勝天然記念物の現状変更などの許可申請を行い、作業を行っております。市としましては、宮古島市へ来島するほとんどの観光客が訪れる景勝地であることからしても、当公園は宮古島市の貴重な財産でありますので、しっかりとした管理及び整備に努めてまいりたいと考えております。  次に、同じく東平安名崎公園の転落防止用の手すりの破損についてでございます。平良和彦議員ご指摘の破損箇所については現場を確認しておりまして、修復のための製品の発注も行っており、現在製品の搬入待ちであります。製品が搬入され次第、修復を早急に行ってまいります。 ◎教育部長(上地昭人君)   GIGAスクール構想教育ICT環境整備の充実についてでございます。GIGAスクール構想の実現に向けた環境整備の進捗状況についてお答えいたします。  昨年度末までに校内ネットワーク、学習者用タブレットなどハード面の整備を終えております。現在運用の段階に入っております。人材面につきましては、今年度ICT支援員を4名に増員し、対応しております。国が整備指針として示す4校に1人にはまだ満たない状況でありますが、そのほかに民間事業者への委託事業としてICT支援員の資質向上とサポート業務を単費でもって予算化し、実施しております。また、教職員のICT活用指導力の向上につきましても、教員研修など継続して取り組んでいる状況であります。今後は、デジタル教科書やデジタル教材、教育データの標準化、学びの保障、オンライン学習システムの全国展開など、国の動向を注視しながら万全の体制で臨んでまいりたいと考えております。  続きまして、学校等における高速大容量の通信ネットワークのICT環境整備についてお答えいたします。学校内のネットワークにつきましては、高速大容量の通信に対応可能なケーブルや機器に変更する整備を昨年度実施し、完了しております。この昨年度の整備は、校内のネットワークの整備が中心となっており、インターネット回線につきましては既存の回線を利用させていただいております。大規模校の既存回線は光回線ですので、回線の変更等は行わず、接続方式の変更を実施しておりますが、現在のところ大規模校での全台同時稼働は一部難しい状況があります。現在情報政策課と連携し、プロバイダー契約の変更、回線の追加等により改善が見込めるかどうか調査を行っている段階でございます。 ◎生涯学習部長(楚南幸哉君)   教育行政について、前福屋内運動場の天井の修復についてお答えします。  前福屋内運動場におきましては、周辺の多目的前福運動場や市民球場と併せてスポーツイベントの実施に重要な施設であると理解しており、特に雨天時には大きな効果を発揮している施設となっています。当該施設は、平成4年に建築され、築29年が経過しており、施設の劣化が著しく見られております。  昨年度、屋根の大規模な破損箇所において部分的に修繕を行ってまいりましたが、修繕が必要な箇所が多く、屋根の修復には高額な修繕費が必要となっておりますので、今後修繕に向け、検討してまいりたいと考えております。 ◆平良和彦君   順を追って質問していきたいと思っております。よろしくお願いします。  台風時の停電なんですけども、いろいろ対策を沖縄電力もやってくれるというふうな回答でございました。本当にありがとうございます。実際のところ、今夏も終わって台風も少なくなるかなと思いますが、先ほど台風14号が来て、宮古島市には来なかったのですけれども、与那国とかは大被害が出ております。企画政策部長、これいつ頃と、要するに台風に強くなる対策を取っているんですけども、いつ頃までにはこの計画は完成するというんですか、言わば今年から取り組むのか、それとも来年から取り組んでいくのか、そこの辺りをちょっとお聞かせください。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   沖縄電力の停電対策という事業につきましては、先ほど何点か取り組んでいるということをお伝えしましたけども、これについてはいつになればこの事業全てが電線網の中で終了するということではないというふうに理解をしております。これは随時、こういう対策を取りながら進めているというふうに理解をしております。台風におきましては、やはり台風の強弱にもよりますが、電線が断線したり、そういうこともありますので、そういう状況に対応しながら沖縄電力のほうで計画的に今後も取り組んでいくというふうに考えております。  それから、行政のほうで取り組んでおります電線の地中化についてでございますが、電線地中化につきましては県とか市、道路の管理者になりますけれども、道路の管理者、それから沖縄電力、NTT、そういう生活インフラに関係する民間会社、こういうもので協議会を設置しております。この協議会の中で全県を範囲として優先度などを検討しながら整備計画を策定していくということになっておりますので、宮古島市が要請したものが採択されるというのが厳しい状況も、これ県内全てで優先度を決めていきますので、そういう状況がなかなか計画どおり進められないという部分もございます。  また1つ、宮古島市の中では上野の南岸地域ですね、そこでは電線地中化事業が一部進められておりますけれども、これも大型のリゾート事業者、受益者負担によって進められているという部分もございますので、宮古島市での電線地中化事業については市が計画する、要望するとおり、なかなか進められないという現状があるということもご理解をいただきたいと思います。 ◆平良和彦君   いろいろ協議会で議論するというふうな話をしております。電線地中化は、かなり高額な費用を要するというふうなこともありますので、まして城辺辺りまでは、これはいつになるか、ちょっと分かりません。ではなくて、やはり丈夫な電線をつないで、先ほども申しておりましたが、取り替えていきながら、確実に停電が少なくなるように頑張っていただきたいなと思っております。  続きまして、県道78号線、通称城辺線のほうなんですけれども、3回ほど県の宮古土木事務所のほうには聞いておりますが、どういうものを言うのかちょっと教えてもらいたいのですが、交通状況、これは分かります、交通需要は分かりますけども、将来の土地利用、地域開発というのはどれぐらいやれば認められるのか、何か大まかでもいいので。じゃないと、やっぱり期待している住民もいますので、ここをちょっと教えていただければなと思っております。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   県の答えとしまして、拡幅できない理由の中で土地利用や地域開発などの回答があります。そのことについては、詳しくはまた県にも問い合わせていきたいと思いますけれども、道路を造ることによる影響度などについて、いろいろと懸念材料があることだろうとは思います。市としましても、片側2車線の延長についてはいろいろと市民のほうからも延長してほしいというような声は届いておりますので、こういった実情等も県のほうには届けていきたいと考えております。 ◆平良和彦君   建設部長、道を造れば、かなりの方は家を建ててくるんですよ。建ててから道を造ると、もう狭くて開発もできないという状況が多々あります。ですから、片側2車線にすればやはり城辺のほうに住民は移り住んでくるんじゃないかなと私は期待しておりますので、もう少し頑張っていただければなと思っております。  前も質問したんですけど、これは平成30年6月頃に盛加1号線、要するに向こう混雑するので、一極集中してしまいますので、農協のほうで、これを逆に盛加1号線を拡張するとかすれば、逃げ道として渋滞も減るものかなと思いますが、こういうのも考えていただければなと思っております。これは、回答はよろしいです。  あと、東平安名崎公園なんですけども、これは毎回質問すると文化庁の話が出て進まないんですよ。これ必ず聞かないといけないのか。うちらの、言わば宮古島市の土地でもあるし、あんなにススキが生えて、実際城辺にいた方は本当に悲しんでいる状況でございます。文化庁には直接言えないと思いますが、取り外しまではちょっといかないと思いますけども、言わば市の思いどおりではないんですけども、やはり掃除ですから、物をきれいにしようという気持ちでやっているものなんで、ここは何とかお願いしてできるように。私先ほど言っていましたけども、テッポウユリですね、あれをぜひとも復活させていただきたいんですよ。伊江島か、向こうのユリは保良のほうから持っていったという話も聞いておりますので、本当にテッポウユリ、なかなか育たない、普通のユリよりはちょっと低くて、この環境に適したユリだと思いますので、これを何とか復活させていただきたいなと思っております。これを計画的に植栽しながら増やしていくことはできないのかお聞かせください。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   まず、東平安名崎公園は国の史跡名勝天然記念物に指定されており、その公園の木々などの伐採の際には文化庁の許可が必要でございます。  また、テッポウユリを植栽する際には、平良和彦議員もご承知かと思いますけども、東平安名崎は沖縄県文化財保護条例による申請が必要となりまして、県教育委員会との調整も必要でございます。そのため、確かに先ほど申し上げましたが、東平安名崎は宮古島市の貴重な景勝地でございますので、テッポウユリの植栽に向けて県教育庁、それから関係機関と調整していきたいと思います。 ◆平良和彦君   副市長、県にずっとおりましたので、やはり文化財保護条例とか、そういったものは何とか市のほうに委託とか、逆輸入になるんですけど、また市のほうに委託するということなんですけど、そういうのは今県のほうで委託されていると思うんですよ、国のほうから。これを市のほうに委託するようなことは、何か案的なものはないんですか。あれば。 ◎副市長(伊川秀樹君)   10年前ぐらいですか、人事異動等で任命権者違いますけども、あの当時10年前ですけども、財務課長ということで何年か過ごしておりますけども、この辺りはやっぱり所管が市の場合には教育委員会の文化財とか、そこら辺の絡みもございますので、両方での調整がまずは必要かなと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(山里雅彦君)   平良和彦君、ちょっと企画政策部の修正があるということでありますので。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   先ほど電線地中化の話の中で、南岸については受益者負担ということでホテル事業者というお話をしましたけれども、内容が違いますので、訂正しておわびをしたいと思います。  これは、協議会を設置して、協議会で検討していくという原則は変わりございませんが、南岸道路につきましては受益者負担制度というのがこの中で特別に設けられておりますので、南岸道路につきましては今後の観光に資するメリットが大きいということがありまして、宮古島市の負担によって特別に一括交付金を活用することができましたので、それで整備をしているということでございます。観光に資するということで一括交付金が活用できたということでございます。 ◆平良和彦君   副市長、どうもありがとうございました。やはり厳しそうですね。何とかまたきれいにする方法を考えていきたいと思っております。  高速大容量の通信ネットワークのICT環境整備についてでございますけども、何かプロバイダーを変更したりとか、接続方法を変更するとかいろいろやって、これをすることによって一斉に授業を行えるという理解でよろしいですか。 ◎教育部長(上地昭人君)   現在試験運用の結果を踏まえ、同時利用数等を学校へ周知しております。各学校ともクラスや学年で時間をずらすなど、運用面で工夫することで活用を進めているところでございます。ただし、根本的な解決といいますと、今現在取り得る手段で改善が見込めるかどうか調査を行っている段階でございますので、今ここでいつまでどう解決すると明言することはできませんが、今後も活用に支障が出ないよう関係各所と連携し、継続して取り組んでいきたいと思っております。 ◆平良和彦君   前福屋内運動場の天井の修復なんですけども、楚南幸哉部長の答弁では重要な施設だというふうに言っております。これ修復するとなれば、いつ頃ということはお答えできますでしょうか。 ◎生涯学習部長(楚南幸哉君)   改修についていつ頃ということでありますが、高額な予算が出てきますので、関係機関とか財政当局と調整しながら、早めに修復していきたいと思っております。 ◆平良和彦君   高額ということで、確かに足場を組むだけでもかなりの金額がかかるのかなというのは分かります。ですけど、やはりせっかくあの土台はしっかりしているんですよ。屋根を何か応急処置でもやってもらえれば、下の人工芝も傷みは緩やかになるのかなというふうに考えますので、応急処置でもしてもらえればなと考えます。  時間もないですので、これで質問は終わりたいと思います。当局におかれましては、宮古島市の社会情勢の変化に対しましていろいろと課題等があると思いますが、本市のますますの振興とご発展のために、私ども議員も一生懸命、一緒に努力してまいりたいと思っております。これも市民のために、共に頑張っていきましょう。  それをもちまして私の質問は終わらせていただきます。ご親切なご答弁、ありがとうございました。議員番号8番、平良和彦の一般質問を終わらせていただきます。
    ○議長(山里雅彦君)   これで平良和彦君の質問は終了しました。 ◆前里光健君   13番、前里光健です。9月定例会に当たり、通告に従いまして一問一答にて一般質問を行ってまいります。当局におかれましては、市民の皆様に分かりやすい丁寧なご説明、ご答弁を何とぞよろしくお願いいたします。  まず初めに、市長の政治姿勢についてであります。1号、自衛隊物資搬入に係る平良港使用不許可について伺います。先日陸上自衛隊が保良の陸上自衛隊保良訓練場へ物資の搬入を行う予定でありましたが、座喜味市長は平良港の使用許可を出さなかったため搬入することができませんでした。以上を踏まえて伺います。  平良港の使用を認めなかった経緯と理由についてお伺いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   防衛省海上自衛隊より平良港港湾施設使用に係る入港前手続様式が令和3年8月12日に提出されましたので、市としましては書類の精査を行うとともに、市民の安全確保の観点から、緊急時などに備えるため、弾薬等搬入に関する対策本部会議を複数回にわたり開催し、対応を協議してまいりました。こうした中、本市においては新型コロナウイルスの感染が急拡大したことから、観光客や帰省者への来島自粛を呼びかけるという状況となり、今回の海上自衛隊の港湾施設の使用につきましても、多くの隊員が来島することは感染拡大に歯止めがかからない本市の状況からしても、搬入時期について適切でないと判断し、入港時期の再考をお願いしたところでございます。 ◆前里光健君   今の答弁では、緊急事態宣言下における新型コロナウイルス感染症拡大の来島の自粛を本市が行っているわけですから、その中でのお願いをして再考していただきたいという答弁なんですけども、ということは午前中に下地茜議員も質問をされておりましたけれども、宮古島市港湾施設管理条例の第18条の禁止行為の中の条項には当てはまっていないという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時33分)  再開します。                                     (再開=午後2時34分) ◎建設部長(大嶺弘明君)   宮古島市港湾施設管理条例第18条に係る午前中の答弁についてですけれども、禁止行為に当てはまりますけれども、最終的には市長の判断ですよということを答弁しております。 ◆前里光健君   市長、自衛隊の入港の再考をこの条例に当てはめて許可しなかったという理解でよろしいですか。 ◎市長(座喜味一幸君)   港湾法、それから宮古島市の条例に照らして審査をする、そして市長の権限というのがございます。今回は、その条例等々を超えて、社会的状況ということをご理解をいただいたということでございます。 ◆前里光健君   当てはまっていないということの答弁であります。ですから、社会的な状況を考えて市長が自衛隊の港湾入港の許可については、ある一定の対応をしているので、認めはするけれども、ただ今現在はコロナ禍だから、また緊急事態宣言が明けて、それから再度申請をしていただきたいということの答弁だったと私は理解します。  それで、少し疑問になるんですが、今建設部長が答弁をされましたが、自衛隊の港湾の申請がありました。市長がそれをお願いをして、その間ミサイル基地反対派の団体、いわゆる慎重派という皆さんが、ほかの団体の皆さんがですね、港湾施設入港の許可を認めないようにという要請なり申入れがあったと思いますが、それに対して市長もメディアを通して、公に出して入港に対してのコメントを発していると思いますが、以上のような状況であったと私は認識するんですが、実際そうでしたでしょうか。                 (「委員会等を設置して協議しているんだから、これは                   答えられるでしょう」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   静かに願います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   今回の港湾施設について再考をお願いしたということは、いずれにしましても本市の新型コロナ感染状況を鑑みて、搬入時期について再考をお願いしたということでございます。 ◆前里光健君   すみません、今の質問がちょっと分かりにくかったかもしれません。私がお聞きしたかったのは、そもそもこの情報が漏れるということはあり得ないんですよ。自衛隊のほうから役所のほうに許可の申請やります、それは公にするものなんですか。それが漏れてはいけないんじゃないですか、基本的に。その点を申し上げているんです。そのことを、令和3年9月30日以降入港の申請があって、それがまた情報が漏れて、そして慎重派の皆さんが反対行動を起こして、そして混乱をする、また市長に要請なり申入れをする、その都度こういう混乱といいますか、状況が起きてはいけないという観点での質問なんですが、そもそも情報が漏れるということ自体が本来はあってはならないという考えなんですが、当局の見解を聞かせてください。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時39分)  再開します。                                     (再開=午後2時39分) ◎市長(座喜味一幸君)   前里光健議員がおっしゃるどの情報が漏れたかということがはっきりしませんが、基本的に私の認識したのは、どちらかというとマスコミからの報道が早かった、東京サイドでした。それを確認いたしまして、うちの港湾課の担当者等々と対策会議に入ったわけですけれども、基本的に私どもはこの申請書に対する日程、日付、それから内容物等については極めて公開してはならないというようなただし書がついておりますので、その辺はしっかりと情報の管理はしてきた。しかしながら、私どもは市としてそういう危険物に相当する貨物であれば、万全の市民の安全の保障ということで、市の中にある危機管理あるいは平和行政、それから港湾、消防等々と一応の対策会議を開いて、いかなる状態でも市民の安全を守るというようなことを進めてきたわけで、私ども一切情報が抜けたという認識はありませんし、しっかりと管理しております。 ◆前里光健君   私は、自衛隊の方、または役所から情報を漏れたということではないです、そういうことを申し上げているわけではないんです。どういう形であれ、何か情報が伝わってしまうおそれ、それは役所の皆さんもそれを理解した中で、個別具体的にどういう船が何月何日に入って、どういうものが運ばれるという情報というのは本来漏れないんですよ。ただ、これが今市長がおっしゃったように東京サイドからということなので、やはりそういう状況、それによって混乱することがあってはならないという考えなんですね。ですから、令和3年9月30日以降緊急事態宣言が明けて、そして再度自衛隊からの入港がある。その中で、例えば市長はこの港湾条例の第9条第2項というもので条件を付すことができるんですね。だけど、そういうことではなくて、もう混乱をしないような形で、ぜひ入港を速やかに進めていただきたいという思いなんですが、市長の所見を伺います。 ◎市長(座喜味一幸君)   もっとも大変大事な要件が幾つかあると思うんですが、基本的には安全保障上の公表してはいけない項目があることはある。しかしながら、私どもとしてはできれば出せるだけの、ある程度の日程等については示していただくことによって、我々の市の中での危機管理体制というか、そういうものができるのではないか、そういう基本的な情報の開示等については国自ら積極的に開示するように申入れしてきました。そこにおいては、沖縄防衛局としては大変重要な秘密事項だというような項目の中で開示はされておりませんが、できましたらば私ども受ける側としては日程等の開示等についてはいただいて、各警察署、消防、我々の組織を網羅した形での市民への安全対策が取れることが望ましい。それの件についても、できるだけの情報の開示については沖縄防衛局にも申入れしているところでございます。 ◆前里光健君   市長、またこの問題で混乱が起きてはいけないと思います。市長は自衛隊容認の立場で、慎重派と呼ばれる方々、そして容認派両方の声を聞く立場であります。厳しい判断だと思いますけれども、やはりそこは市長もこれまで自衛隊の活動に対しての理解を示されているわけですから、しっかりとスムーズに混乱が生じないように協力をしていただきたいというふうに申し上げておきたい。こちらについては、以上とさせていただきます。  続いて、し尿等処理施設整備事業について伺います。し尿等処理施設整備事業に関する調査特別委員会が全10回開かれました。そして、議会の最終日に委員長報告が出される予定であります。調査特別委員会の中に、生活環境部また上下水道部との聞き取りをする中で、考え方や共通認識ができていない部分、また答弁が定まらないところが多々ありました。幾ら計画の見直し案が流動的であるとはいえ、あまりにも見直し案の内容が現実的に厳しい、スケジュールから見ても見通しが厳しいという印象を受けました。そして、今回当局の説明につじつまが合わない部分などをお聞きしたいというふうに存じます。  まず初めに、調査特別委員会からの質問事項への回答で、今話題になっておりますが、投入施設、貯留槽をフルに活用すれば、これまで搬入制限が設けられてきましたが、その問題を解決することが可能というふうに回答しております。その根拠について伺います。 ◎生活環境部長(友利克君)   冒頭でありますけれども、フル活用すれば問題解決は可能というような回答については、説明不足、言葉不足というものがあったというふうに思っております。し尿等下水道投入施設から下水道処理施設へのし尿等の投入量は、これまでは1日当たり50キロリットルと設定をしておりました。それを超える場合は、受入れができないという日があったということでございます。これをし尿等下水道投入施設の貯留槽に貯留をすることで、問題の、つまりは現在の受入れに係る課題、問題が解決できるのではないかというような考えから、フル活用すれば解決することは可能というような説明をしたところでございます。つまりは2つある貯留槽を効果的にといいますか、有効に活用して問題の解決が図れるのではないかというような趣旨の回答でございました。 ◆前里光健君   ですから、貯留槽を効果的にすることで今の問題、課題を解決できるかもしれないという答弁なんですよ。ただ、調査特別委員会では、その貯留槽のタンクが2つあるんですね、160キロリットル、160キロリットル。ただ、これはルールがありまして、片方ずつしか使えないんですよね。今搬入制限がかかっているんですけども、それは今まで活用してこなかったんだ、発見したというような答弁もあったんですが、それを効果的に使ったとしても、我々の見解からすると恐らく無理があるんですよ。当局は、令和10年まで大丈夫だという答弁だったんですね。令和10年までこの2つの貯留槽を活用すれば今の問題が解決するということは実質的に難しいと思うんですが、再度答弁をお願いします。 ◎生活環境部長(友利克君)   貯留槽を活用した課題の解決への取組については、早ければ来月には取り組んでいきたいというふうに考えているところです。これの方法としましては、現在50キロリットルの上限受入れを55キロリットルまで引き上げる、なおかつ処理量を45キロリットルにして、搬入量、受入れ量というものを増やしていくという1つの課題の解決方法というものを、貯留槽を活用した解決方法というものを来月から始めていきたいというふうに考えております。  ご指摘のその方法は困難ではないかというような質問でございますけれども、シミュレーションをしました。それによりますと、あくまでもこれまで基本計画などで上がっているし尿の発生量といいますか、それがベースにはなっておりますけども、それを一つのベースとしてシミュレーションしました。それによりますと、可能であるというようなシミュレーションの数値が出ておりますので、まずは貯留槽を効果的に活用した、つまりは現在ためて使うという発想がなかったわけですけども、今後これをためながら処理をしていくというような方法を取り入れて、現在の課題の解決というものを図っていきたいと。                 (「令和10年」の声あり) ◎生活環境部長(友利克君)   令和10年までといいますのは、このままいけば令和10年までとなってしまいますけども、その前に今我々当局が見直しを進めている設備などを導入すれば、当然令和10年以降も対応できるというふうに考えております。令和10年までは大丈夫だろうというのは、現在の投入、これから新たな取組をしていくわけですけども、可能であろうとは思いますけども、さらに効果、効率、また搬入処理量を増強するということは、現在まだ途中でありますけども、見直しを進めている計画案でもって、さらに受入れ量の増加は可能だということでございます。 ◆前里光健君   ですから、今の状態が令和10年までもつというのは前提があるんですよ。それは、今見直し案を進めている前処理施設というものをつける、または下水投入した後、その後オキシデーションディッチというOD槽というところに流れていくその処理、それが今2基目ありますけども、3基目が躯体できていますけど、これが完成予定であるんですけど、それがあったとしても、そういう前提があって令和10年まで可能なんだということなので、今の状態というのは好ましくない。ですから、貯留槽は令和10年までは今の計画を進めれば何とか大丈夫ですよという答弁なんですよね。ですから、できるまでの間どれぐらいもつんですか。 ◎生活環境部長(友利克君)   見直し案といいますのは、3基目のOD槽の令和6年度までの整備完了、供用開始というものも当然含まれておりますので、それを含めて、ただプラス見直し案というのは前処理施設と言われる除渣、あるいは前脱水設備ですね、そういったものを整備するということでありますけども、基本的にそれは後で整備するにしても、OD槽ができて、またこれから進めようという貯留槽の活用ですね、それをしていけば10年は大丈夫だろうということであります。 ◆前里光健君   明快な答えはありませんでした。想定されていないんですよ。前処理施設ができることが前提なんですよ。実は調査特別委員会の中で、貯留槽を活用すればあしたからでも制限をなくせるという答弁が2回あったんですよ。制限をかけることなく貯留槽のいわゆる効果的な活用することによって、今の緊急性やそういった問題を解決できると。じゃ、なぜあしたからやらないんですかということで、それであしたからやりますという答弁もあったんです。そうしたら、できなかったんですよ。先ほど生活環境部長答弁されましたけど、10月からやると。なぜあしたからやりますという答弁があったにもかかわらず、できなかったんですか、これまでの間。何週間もありましたよ。答弁下さい。 ◎生活環境部長(友利克君)   あしたからでもできるというような説明、答弁があったということについては、正直言いまして私も含め担当職員も、ちょっとその発言についての記憶はないが……記憶はないが、そういう答弁、説明があったというのであれば、大変申し訳ありませんでしたというふうに陳謝をしたつもりでございます。改めたつもりでございます。 ○議長(山里雅彦君)   静粛に願います。 ◎生活環境部長(友利克君)   それについては、明確に陳謝をしたつもりでございます。改めたつもりでございます。すぐに始められるのではないかということについても、業者といろいろ調整をする中で、やはり準備が必要だということで、すぐにはできないというようなことについても調査特別委員会で答弁をしたというふうに私は記憶しております。準備、調整がつき次第、始めたいというふうに思っておりますけども、できるだけ早くと。10月と申し上げましたけども、できるだけ早く貯留槽にためながらというような一つの処理方法を実施したいというふうに考えております。 ◆前里光健君   基本計画が出されているんですけども、宮古島市し尿等処理施設整備基本計画によると、令和10年度には合併処理浄化槽人口が令和2年度の約2倍、1万人から2万人に増えるんですよ。そして、農業集落排水施設の人口が令和2年から約1.9倍、1万人から2万人、そして公共下水道人口が令和2年から約1.7倍、8,600名から1万4,300名となるという見通しがあります。しかし、これにはですね、観光客含まれていないんですよ。どう考えても今の施設、貯留槽だけで足りるわけがないんですよ。それはもう重々承知だと思います。なので、あまり申し上げたくないんですけれども、この調査特別委員会で投入施設のほうを視察に行きました。そこで担当者、この管理者に貯留槽の活用は2台ありますよ、タンクが2つありますよ、ためるという状態、これはどういう考えで可能なのか、これは大丈夫なんですかという質問をしたら、現実的でないと、ただやってみないと分かりませんという答弁だったんです。生活環境部は大丈夫ですと、でも委託管理者、もうずっとこの施設を管理している方々は現実的でないと言っているんですよ。その乖離があるので、これは少し考えていただきたいなというふうに私は思います。  時間が押していますので、次の質問に行きたいと思います。次に、現行の伊良部佐和田へのし尿等処理施設整備は、防衛省予算を活用し、計画が進められてきました。しかし、市長は見直し案を策定する中で、新しい計画に基づいた施設整備に、前述の防衛省予算をスライドする前提で検討を進めています。防衛省予算をスライドできると考えている根拠についてお伺いいたします。 ◎生活環境部長(友利克君)   予算の件の前に、先ほど前里光健議員から将来的なし尿の発生量の予測がるるございましたけども、そういったことも含めて今回補正で上げておりますし尿等処理基本計画検討業務の中で、改めてそういうし尿の将来予測というものをしっかりやりたいと、しっかりした上で設備の能力、規模、そういったものを決めていきたいというのがこのし尿等処理基本計画検討業務なんですね。ですから、やはり改めてし尿量の予測というものは、推計というものはやらなければならないというのが現在の我々の考え方でございます。  それでは、防衛省予算の件についてです。見直しに伴う事業計画の変更が、今ついている防衛省予算をスライドできるか、その根拠はということでございますけども、現時点で、これも再三申し上げていますように、9月30日が一つの申請期限というふうにはなっておりますので、まだその事業の変更、見直しについて沖縄防衛局のほうに申請をしておりません。ただ、新しい見直し計画についても沖縄防衛局の補助金の目的に沿う事業計画でもって調整をしたいというふうに考えておりますので、沖縄防衛局とまた丁寧に協議をし、ご理解をいただけるよう今後取り組んでまいりたいというふうに考えています。 ◆前里光健君   ですから、市長がスライドできるような答弁をされておりましたが、それもまだどうなるか分からないんですという答弁でありました。それで、当局は今防衛省とのやり取り、折衝を行っているんですね。そのときに防衛省のほうから、スライドするに当たって必要な条件などの話はありましたか。 ◎生活環境部長(友利克君)   これも調査特別委員会でお答えをしてきているところですけども、沖縄防衛局との協議調整というものは、見直しをする考えがあるということを沖縄防衛局のほうにお伝えをしていると。それ以外といいますか、その後については整備計画の変更については議会の承認とありますけれども、理解というふうに私は捉えておりますが、理解を経て申請するようにというようなことは沖縄防衛局のほうからはお願いがあるということでございます。これは、もう再三お答えしてきたところです。 ◆前里光健君   防衛省からは議会の承認を得なさいということなんですね。それでは、今議会において防衛省の言う議会の承認、理解を得るための議決、予算等全般というのはありますか。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時06分)  再開します。                                     (再開=午後3時07分) ◎生活環境部長(友利克君)   沖縄防衛局のほうからは、明確にこれについて承認を得てくださいというような具体的なものはございません。先ほど申し上げた文言のみでございます。 ◆前里光健君   ですから、じゃ聞きますが、当局は防衛省が議会の承認を得てほしいというのはどういうものなのかという認識なんですか。 ◎副市長(伊川秀樹君)   単独事業、補助事業、いずれの場合もそうでありますけれども、議会の議員の皆様方の理解、背景には市民がおりますので、丁寧な説明を行うことによって、議会の制度的な議決ないし承認ないし同意ということではありませんけれども、宮古島市議会、宮古島市役所において、市民への丁寧な説明でもって了解が得られたという状況でもって、きちんとした対応をしていただきたいという意味で捉えております。  一般的な補助事業等でもそうでありますけれども、いろんな意見等がある中において、国としては事業を実際に施行、実施していく段階においては、やっぱり住民の意見のそれぞれの総意の下で実施していくというのが前提になりますので、そういう意味での了解ないし承認だというふうに理解しております。 ◆前里光健君   副市長の考えは、ですからそれって議会の議決は要らないと言っているんですよ。説明すればオーケーじゃないか、説明して議員の皆さんが納得すれば議決も要らなく、それは大丈夫だと、そういう考えでいくことは、議決が必要だと思うんですが、いかがですか。 ◎副市長(伊川秀樹君)   予算等含めて議会の議決が要らないということで申し上げているわけではございません。やっぱり委託料、事業実施のための国庫等を含めた予算ですので、それはもちろん議会の議決が前提となります。ただ、今回行って調整する中において、議会の承認と議会の調整、それぞれの意見の総意をまとめてきて、きちんと調整してくれという意味で私は申し上げていることでありまして、今回二千数百万円の議会へ計上しています委託料ないし予算の議会の議決が要らないということを申し上げているわけではございません。あくまでも防衛省が言っているのは、事業の変更等がございますんで、そこら辺等の住民ないし議会の総意がきちんと得られるような状況でもって検討していただきたいというものでございます。 ◆前里光健君   ですから、もう一度お聞きしますが、今議会にその理解を得るための議決はあるんですか、ないんですかということをお聞きしているんです。 ◎市長(座喜味一幸君)   調査特別委員会でもちゃんとした答弁ができないでいて、大変申し訳ないなと思っております。少し時間をいただいて……これまでの基本的な検討そのものは、この基本計画にありますことをベースにしてきております。そもそもこれまでの経緯を見ましても、伊良部案の前には1、2案とあって、現荷川取の施設を改造して使うか、それにプラスした能力をつけるかという案、そういうのが出てきていると思います。  結局今回これまでの経緯を見ますと、市長を中心とした両部の中でも、この荷川取案を優先しながら、現施設の機能をアップしながら計画を詰めていって、場合によったら脱水装置の追加があっていいんではないかというようなことで合意されている。今回我々も原点から整理をしてみて見直しという中で、この1案のア、イの中で、今この答弁の中で貯留槽を使えば機能が十分かというような話になりますと、計画論、設計論としては必ずしも妥当ではなくて、運用として使えるというような議論になっているんじゃないかと私は聞いておりますが、そうではなくして運用で利用できるケースということ、それは運転のほうでの考え方。ただ、計画論、設計論としては、処理量に対して将来の処理量をどう見るかというような話をちゃんとしなければならない。そういう意味で今現状の投入施設の機能アップということを中心に議論しているけれども、70キロリットルという今の計画量を、おっしゃる将来を含めて今の70キロリットルでいいのかというのが基本設計の基本的な1つの項目にならなければならない。それでもベース案70キロリットルで走っているのだけれども、その設計というものを検討していく中で、追加の施設がどうしても要りますという議論になる可能性もある。それが今後の基本設計のレベルだと思っている。したがって、技術論、設計論として基本的な考え方が定まった時点で、沖縄防衛局には丁寧に説明する。今の予算枠の中で具体的に形が見えて、調査費の使い方、実施設計ですね、それから事業費の見通しと工程を引いて、新たに伊良部案から見直したところ、この案ですというようなことをしっかりと予算の上で計上させていく。その承認の上で具体的な予算の執行、今年度の3億円をどう使うか、来年度の11億円をどう使うかというような詳細の予算の打合せになっていくということになりますんで、予算の確定、内示をもって、事業の確定をもって議会には当然予算を含めてご説明申し上げていくということになります。 ◆前里光健君   期限が令和3年9月30日ということなんですが、それでもまだ今の段階で何を造るかというのが決まっていない、定まっていないという答弁。  それで、前処理施設というのは、し尿処理施設に該当しない可能性があるんですよね。防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律施行令第12条第11項に記載されている、その中のし尿処理施設にはならないと思うんですよ。そして、防衛省の補助対象にはならないと私は理解しているんです。それが法律ですから、法律にのっとってやれば、今おっしゃった防衛省の予算はスライドできないんですよ。  それで、じゃ最後確認しますが、今から見直し案を進めている中で、もともと伊良部佐和田案、これは供用開始が令和6年4月なんですね。令和6年4月までに、このし尿に関する大きな問題を解決する施設ができるということを、市長ぜひ明言をお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   当初の計画では、下水道のOD槽の予算の工期が多分令和6年4月供用開始となっていたと思います。また、し尿処理施設の供用開始も令和6年4月になっていたと思いますが、個々いろいろと議論をしていく中で、見直しをしていく中で、まず当面現実的にし尿処理の問題が生じないようにすること、それが第一義。そうであれば、今まで令和2年度までに供用開始すべきという予定であった下水道のOD槽の完了、これが延びている。それを速やかに令和4年、令和5年度竣工を目指してやっていく、これが大きな当面の課題。もう一つは、今し尿のOD槽への投入の水質を改善していくというような簡易な工法、運転の方法でもって解決していく。そうすることによって、当面のし尿処理の課題というものを令和6年4月供用開始といったことを確実に現場が混乱しない、解決できるという暫定的な方法を模索したのが先ほどの調整槽の活用もその一つだということなんですが、その後をもってし尿処理の施設の整備、これが今ある投入施設の機能アップ事業で済むのか、これまで議論されてきたプラスアルファがないと不足だよという話になるのか、それが基本設計のこれからの検討の課題になるということになります。 ◆前里光健君   市長、今令和6年4月まで何とか整備はできますか、完了できますかと言ったら、そういう明言もなく、何とかしのぐというような答弁。ですから、これ多分厳しいんですよ、今市長が答弁したとおり。なので、私はこの見直し案というのは本当に現実的ではないと先ほどから申しているわけで、これは大きな市民の皆様の生活環境の将来的に安定的なものが必要なので、それに向けての判断をぜひよろしくお願いします。ちょっと時間がありませんので、次の質問へ移らせていただきます。この質問は、同僚議員がまた続けて行っていくのかと思います。  教育行政なんですけれども、順番を変えさせていただきます。GIGAスクール構想について伺います。GIGAスクール構想が始まり、本年度4月から市内小中学校1人1台のタブレットが配付され、学校活動や自宅学習で活用されております。以上を踏まえて伺いますが、夏休み期間中にタブレットを活用して自宅学習に取り組んだ学校もあると考えます。タブレットを活用した自宅学習におけるインターネット環境の課題について伺います。 ◎教育部長(上地昭人君)   現在のところ、家庭のインターネット環境によってタブレットを活用した学習ができないというような報告は上がっておりません。家庭にインターネット環境がない場合には、各学校から貸出し用のWi―Fiルーターを貸し出しており、必要な環境は整っているものと考えております。しかし、このWi―Fiルーターについての通信契約は令和5年度までの3年間としておりますので、現在貸出し対象となっている家庭でも今後各家庭でインターネット環境整備を進めていただくよう周知を図っていく必要があると考えております。 ◆前里光健君   次の質問になりますが、学校によって大人数でタブレットを使用するとインターネットの回線が混雑して弱くなってタブレットが十分に活用できない状況があるというお話を聞いております。前回の6月定例会において改善を求めました。そして、当局からは学校内のインターネット環境強化に向けて回線の調査を行うとの答弁でありました。先ほど平良和彦議員についても同様の質問があったかと思いますけれども、再度この件に関して今後の取組についてお伺いします。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   校内のネット環境の改善につきましては、島内の大規模小中学校で通信速度の低下等の障害報告があります。その解消策を検討する中で、原因がちょっとはっきりしないという部分がございますので、今原因として考えられることについて校内で実際に実証してみようということになりまして、大規模校の2校を選抜いたしまして、これ1校は平良中学校でございますが、こちらのほうでは回線数を増やすという対策、それからもう一校は平一小学校になりますけれども、プロバイダー契約が個人契約、それから法人契約というふうに2種類あるということでございます。現在は個人契約になっておりますけれども、これを法人契約にすることで情報の速度が改善される可能性もあるというふうな2種類の方法が示されておりますので、この2種類について8月から9月の期間、実際に今検証を行っている状況でございます。この結果を見た上で、どちらのほうが有効なのか、そういうことを見極めて対処策を検討していきたいというふうに考えております。 ◆前里光健君   今2種類の実証を行っている、その中で改善を図っていくという答弁なんですけれども、私の考えなんですが、こちら基本的に例えばですけど、今大規模校で授業の調整を行っているんですが、それで同時につなげることでの回線の混雑を防ごうということなんですが、そういう調整もなくなるぐらい改善する可能性はありますか。私はないと考えるんですけど。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   今2種類の方法で検証を行うということでご説明を申し上げました。この2種類につきましては、実際に学校のインターネットの整備に関わっている事業者等といろいろ調整を行い、ご相談をさせていただきました中で、この2種類の方法で実証してみようというお話になりました。この2種類の実証でどこまで通信速度、容量というのが改善されるかというのは、今回の障害については解消される可能性はあると思いますけれども、どこまで対応できるかというのはちょっとまだ不確定な部分がございますので、その結果を踏まえてさらに検討することが必要だというふうに考えております。 ◆前里光健君   ぜひ今の環境よりも通信環境が改善されるように、これからも取り組んでいただきたいというふうに思います。  教育長に質問させていただきたいんですが、新型コロナウイルス感染症対策に伴う児童生徒の学びの保障、災害や感染症発生のときに学校の臨時休業等緊急時においてもICTタブレットの活用、全ての子供たちの学びを保障できる環境を私は早急に整備する、今の答弁もそういう流れにはなるんですけれども、その中で私はまだまだ十分でない、このような環境が整っていないという考えなんですが、教育長はどのような考えでしょうか。 ◎教育長(大城裕子君)   現在は試験運用なので、何とか改善できないものかと試しているところですが、本当にまだまだ不十分な状況です。これから先、オンライン学習を進めていく中において、本当に大きな課題を抱えていると考えています。市長部局の情報政策課と調整しながら、何とかよりよいICTを活用した教育が推進できるような環境を整えてまいりたいと考えています。 ◆前里光健君   その中で最後の項目に行きます。生活環境行政についてなんですが、インターネット環境強化に向けた整備について、現在超高速ブロードバンド環境整備促進事業が2020年度に完了したと、そして市の全域でですね、超高速通信が利用できるようになったということ、以上を踏まえてお伺いします。  これは、②のほうですね、インターネット通信環境の改善に向けて、市が中心となってこの改善、市全体の回線が混み合うというものに対しての対応していく、改善に向けて市が中心となって進めていく必要があると考えますが、当局の見解をお聞かせください。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   先ほどは、学校におけるネット環境についてご質問がございましたが、前里光健議員ご指摘のとおり超高速ブロードバンド事業でインターネット環境の整備が宮古島市で行われたという状況でございます。かなり改善はされたということでございますが、民間のほうからも、事業者などから時間帯によってインターネットの通信速度の低速化の現象があるというふうな苦情といいますか、そういう指摘がございます。  これを受けまして、市といたしましてインターネットの整備事業者でありますNTTのほうに調査を一度依頼しております。ただ、NTTのほうは、インターネット接続時における速度低下の原因として、3つの利用環境、それからNGN網、これは西日本のフレッツ網でございます。それから、ISP、インターネットサービスのプロバイダー、この3つが考えられますけれども、NTT西日本の担当する部分、2番目の西日本のフレッツ網については異常がないという調査結果をいただいております。これを受けまして、市としてちょっと調査原因がつかめないということがありますので、沖縄総合通信事務所のほうに現状を照会をしまして、その原因解明と対処策について要望を今出しているところでございます。沖縄総合通信事務所のほうから、さらに宮古島市において詳細な調査を行ってほしいという今連絡が来ておりますので、この連絡を受けまして調査を行った後に、さらに沖縄総合通信事務所と調整をして課題等を整理しながら対策を検討していきたいというふうに考えております。 ◆前里光健君   時間となりました。ありがとうございました。 ○議長(山里雅彦君)   これで前里光健君の質問は終了しました。  しばらく休憩し、3時45分から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午後3時31分)  再開します。                                     (再開=午後3時45分)  本日の会議時間は、議事の都合によりこれを延長します。  休憩前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆砂川辰夫君   今日最後の質問者となっております15番の砂川辰夫です。市民の皆さんは、本当に未曽有の新型コロナ体験ということで、いろんな方面で不便を来しておりまして、日常生活においてマスクをしなければならない、いろんな制限等を受けたりして、大変ストレスのたまる生活を送られているかと思います。しかし、市は一生懸命市長を中心とした新型コロナ対策で、2回目のワクチン接種等も順調に進んでおりますので、もう少し我慢していただいて、市民の皆様にはまた元気で日常の世界に戻れるように、完全になくなるまで市民の皆さんのまたご協力をお願いしていければなというふうに思っております。よろしくお願いします。  それでは、通告のとおり順次、順を追って質問してまいりたいと思います。宮古島市の肉用牛の現状と今後の振興策ということで、市における肉用牛の現状についてお伺いをいたします。沖縄県が発表した令和2年12月末の宮古島市における肉用牛の現状は、飼養戸数644戸、飼養頭数1万58頭、うち雌牛、これは成雌ですね、母牛と言われている、これが5,359頭であります。これを昨年と比べると41戸が廃業、373頭が減っております。うち279頭が減っております。さらに、5年前の平成27年と比べると228戸が減り、およそ1,000頭、うち成雌牛、母牛990頭が減っております。その期間の肉用牛の価格は高値を維持し、農家にとって不満のない状況であります。にもかかわらず、生産回復を見ることなく減少の一途をたどっております。飼養戸数、頭数とも減少している大きな理由は、農家の高齢化によるものとされておりますが、このように減少している状況において、当局として仕方がない、やむを得ないと受け止めているのか、あるいは危機的状況と見越しているのかお聞かせください。よろしくお願いします。 ◎農林水産部長(平良恵栄君)   市における肉用牛の現状についてということでございます。宮古島市の畜産農家の現状は、高齢化等により毎年40戸程度減少し、平成28年度には829戸あった農家戸数が令和2年では644戸まで減少しております。繁殖雌牛頭数については、平成28年6,060頭でしたが、令和2年には5,359頭(  部分は215頁に発言訂正あり)と5年間で700頭減少しております。また、1戸当たりの繁殖雌牛の平均飼養頭数については、平成28年7頭でしたが、令和2年は9頭となって増加しております。  それと、これまでそういった戸数が減少する中、繁殖雌牛が減少する中、どういった対策をしてきたかということでございますが、平成28年、繁殖雌牛の増頭運動もやってきております。平成28年に生産率が83.46%でした。令和2年には93.10%ということで10%まで生産率を上げるという、そういった取組をしてきております。これは、牛温恵とか、そういったものを導入しながら生産率を高め、繁殖雌牛頭数が減る中でも生産率を上げれば、それなりにまた子牛の生産はですね、何とか維持できるのではないかということでの状況であります。以上の形で畜産関係機関としましても、いろいろな形で努力をしてまいっております。 ◆砂川辰夫君   いろいろ方法等々ありますが、ただ導入して保留してというだけのことではなくて、今農林水産部長がおっしゃられたとおり、生産率を上げると、種つけのそういうものを1回で1年1産というふうなものを試みていくというふうなもの等も、これは増産につながるわけで、その辺はしっかり、牛温恵を今補助で出しておりますから、その辺も広めていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。  次に、宮古島市が実施している優良繁殖雌牛の事業についてお伺いをいたします。繁殖牛の増頭を目的として実施している雌牛の自家保留及び県外から導入する場合に補助金を交付するものであるが、その実施状況と実績についてお伺いをいたします。  この事業は、母牛を更新するためのものではなく、母牛を増やすためのものだと理解をしております。したがって、事業を受けた農家では、最低でも対象頭数以上の頭数があるはずであります。令和元年の実績で事業対象農家数、それから1頭当たり補助金交付金、その事業による増加頭数の報告を求めます。よろしくお願いします。 ○議長(山里雅彦君)   砂川辰夫君、質問は1つずつお願いしますね。 ◆砂川辰夫君   今もう一括して2つしてしまったけど、いい。 ○議長(山里雅彦君)   アから行きましょうね。 ◎農林水産部長(平良恵栄君)   本市が実施している優良繁殖雌牛事業について実施状況と実績についてということでございます。宮古島市では、優良母牛増頭対策として優良繁殖雌牛の支援奨励事業を平成26年度から実施しております。  直近3年間の実績につきましては、平成30年度実績が申請頭数260頭、149戸であります。令和元年度実績が申請頭数342頭、195戸であります。令和2年度実績が申請頭数302頭、260戸となっております。今年度申請状況については、8月末時点で申請戸数が158戸、申請頭数231頭となっております。内訳については、県外導入牛4頭、県内導入牛48頭、自家保留牛179頭となっております。 ○議長(山里雅彦君)   今回は続けてイも行きましょう。農林水産部長、答弁しましたね、両方ね……1つ、自家保留もありましたね。農林水産部長、2番目のほうも続けてお願いします。 ◎農林水産部長(平良恵栄君)   令和元年度の実績で事業対象農家数1頭当たり補助金交付額、この事業による増加頭数について伺うということについてでございます。令和元年度の交付金額については、県外導入牛、県内導入牛、自家保留牛、全て1頭当たり10万円となっております。令和2年度以降は、県外導入牛25万円、県内導入牛及び自家保留牛は10万円を交付しております。また、令和元年実績は、事業導入した195戸の農家について期首頭数2,487頭、期末頭数2,602頭となり、導入342頭に対して115頭の増となっております。 ○議長(山里雅彦君)   砂川辰夫君、再質問はまずアだけして、終わってからイをお願いしますね。再質問をまとめてしないで、1つずつお願いします。 ◆砂川辰夫君   次に、今後の肉用牛振興策についてお伺いをいたします。  宮古島市の農業の中で肉用牛、畜産の産出額は、全体のおおむね25%と推移をしているかと思います。宮古の農林水産業によりますと、宮古島市の平成29年農業産出額は165億6,000万円余りで、その中でも肉用牛が占めるのは24%、約40億7,000万円、サトウキビが40%、65億2,000万円で、畜産業は2番目の地位にあります。このような状況から、今後市の農業生産額を伸ばすには肉用牛の振興は私は重要だと思っております。  ところが、このように宮古農業の担い手的存在でありながら、なかなか伸びない現状にあります。さっき増えているという話もありましたけども、それは複合という枠の中で小規模が定着したことと言われております。宮古島市が和牛産地として発展していくには、一部複合の域を超えて専業化へと進むことが必要かと私は思っております。宮古島市としては、畜産農家が専門的になりわいとして専業化へと推進し指導していく考えはないのか、その辺をお伺いいたします。 ◎農林水産部長(平良恵栄君)   今後の肉用牛振興策についてということについてでございます。肉用牛振興策については、宮古島市酪農・肉用牛生産近代化計画に基づいております。計画期間は、平成27年度(  部分は215頁に発言訂正あり)から10年間となっております。  その中で担い手の育成及び労働負担の軽減に向けた取組としましては、担い手及び新規就農者等への就農相談、支援活動を強化するとともに、就農支援資金等の活用や技術習得のための研修の実施など、推進体制の強化を図ります。また、経営の高度化を図るために必要な情報収集、生産現場において利用しやすい体制を推進し、労働負担の軽減を図るため畜産農家の休日の確保を図るとともに、ヘルパーやコントラクター組織等の活動強化、農家個々の体質強化を図ります。  肉用牛飼養頭数減少への対応としましては、優良繁殖用雌牛の導入及び更新を支援するとともに、牛温恵などのICT技術の活用等により分娩間隔を短縮する取組を推進してまいります。  国産飼料生産基盤の確立としましては、安定的な経営を維持するには飼料生産基盤の拡大と生産性向上が必要となることから、自給飼料の生産基盤を確立するため、トランスバーラー等の高位生産性飼料作物を利用した飼料生産基盤の構築、計画的な草地造成による採草面積の拡大、計画的な草地更新による生産性向上の推進、以上3つの事項について重点的に取り組んでまいります。  畜産クラスターの取組等による畜産と地域の活性化につきましては、中心的経営体及び地域の畜産関係団体、県、市町村、JA、飼料会社等が連携して地域ごとの課題を抽出し、当該課題の解決に向けて各取組を推進し、分娩間隔の短縮、事故率の低減等による生産性の向上及び優良繁殖素牛の導入・保留による生産基盤の強化、家畜衛生対策及び畜産環境対策の充実強化に取り組んでまいります。  以上が宮古島市が肉用牛振興策として掲げている近代化計画の内容となっております。 ◆砂川辰夫君   トランスバーラーの話も出たんですが、草地関係の飼料に関しては、前に飼料の草地の補助等々、それから種子が配られて、それに補助が出ているんですけども、何年か、ちょっと私は記憶がないんですが、トランスバーラーの推進をしていて、これを大分普及した経緯があるかと思います。関連質問だからいいね、この事業をもう一回やるあれはないのかどうか、ちょっとお聞きしたい。 ◎農林水産部長(平良恵栄君)   やはりトランスバーラーという牧草はすごく採食がよくて、子牛にはとてもよい飼料でございます。そういうことで、平成26年か平成27年頃普及を手がけたことがございます。これからもそういった政策課題に向けては、いろいろな形で草地の造成関係を行ってまいりたいというふうに考えております。 ◆砂川辰夫君   ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。  それから、現在の雌牛の平均は先ほど報告いただいた9.何頭か、四捨五入したら10頭にならないかなと思うんだけども、私の資料がちょっと古くて、少なくとも8.2頭ぐらいだなというふうに思っていたんだけど、9頭になっているというんで、8.2頭を少なくとも10頭、20頭以上にすることで、多頭飼育事業化することにより肉用牛のさらなる増収が期待されます。宮古島市は、肉用子牛の拠点産地に指定されております。このことは、取りも直さず宮古島市が肉用牛産地としてその有利的条件を備えていることにあります。そして、高い生産能力を有していることが、これは認められているからと認識しております。市はその知名度を生かし、持てる力を発揮して肉用牛振興を進めることは行政の責務だと私は考えます。  以上の観点から、拡充された支援策をもって肉用牛振興を図るべきだと考えますが、市長の見解をお伺いしたい。 ◎農林水産部長(平良恵栄君)   肉用牛振興については、いろいろな形で補助事業等を導入してきております。その対策としては、繁殖雌牛の増頭であるとか、繁殖率を上げる、向上対策ですね、そういったことも行ってきております。今後もクラスター事業とか、いろいろな事業を導入して規模拡大に努めてまいりたいというふうに考えております。 ◆砂川辰夫君   ぜひ規模拡大に向けて、専業化へ向けて、なりわいとして成り立っていくような、そういう専業農家を育てていただければというふうに思っております。よろしくお願いします。  次に、観光行政についてでございます。観光行政について。観光産業が宮古島市のリーディング産業として取り組んでいる中、新型コロナウイルスの蔓延により観光産業に大きなダメージを与えております。持続可能な観光産業を目指し、新たな取組としてSDGsを中心とした取組が必要と考えます。環境保全が喫緊の課題であり、観光客への規制やルールづくりも検討する必要に迫られております。私たち保良地元住民と観光客との友好な関係をつくるべきだと考えてお伺いをいたしますが、保良泉周辺の海域保全について当局はどのように考えているのかお伺いをいたします。保良泉と保良海岸近辺ですね、海域ですね、よろしく、その辺について。 ◎観光商工部長(上地成人君)   保良泉の周辺海域の保全についてということで、指定管理者がプールの清掃に塩素系洗剤を使用しているのではないかということであります。保良泉ビーチの指定管理者に確認をいたしました。プールの清掃には高圧洗浄機と重曹を使用して清掃しているということでございます。  それから、トイレの清掃に関しましては、塩素系の洗剤は使用しているということですけども、その排水は浄化槽において適切に処理をしているとのことです。それで周辺海域には影響はないものと考えております。 ◆砂川辰夫君   これ以前はプールもトイレ用洗剤を使っていたんだよ。これ指摘して取り上げてから、今高圧洗浄機というのを使っているという話をしているんだけども、トイレ用洗剤を使ったもんだから、何か海が、サンゴ礁がおかしくなってきて、踏み入れると泥が発生したような感じになってきたんで、これは大変だということで、前回もこれは取り上げた問題なんですね。今高圧洗浄機を使っているというので、それでおかしいことはないんだけども、以前はそれがトイレ用洗剤が使われていて大変な問題になっていたんです。それはいいとして。  先日保良自治会住民の保良環境を守る会から要望書があったかと思います。マスコミも取り上げておりましたが、その要望書の取扱いについてお伺いをいたします。ご承知のとおりパンプキンホールは地元ではクバクンダイと呼ばれており、古くから御嶽として守り、聖地とされてきた場所であります。それがパワースポットとして取り上げられたことから、脚立を持ち出してその石の上に乗り込んだり、よじ登ったり、鍾乳石を折ったりして荒らされるようになっております。大事な鍾乳洞であります。市の見解をお伺いしたい。 ◎観光商工部長(上地成人君)   保良環境を守る会が提出した要望書についてでございます。保良環境を守る会からは、保良泉ビーチ施設及びパンプキンホールの閉鎖の検討につきまして9月3日に要請がございました。  その内容といたしまして、観光客数の増加により漁場として利用されてきた保良泉ビーチ周辺の海域において、魚やサンゴが減少するなど影響が出ていること、それからパンプキンホールの鍾乳石が折られるなど被害が出ているとの内容で、保良泉ビーチ施設とパンプキンホールの閉鎖を希望しているとの要請でございました。  市といたしましては、観光を推進していくためにも環境の保全は大変重要な課題であると考えております。対応につきましては、今後検討していきたいと考えております。 ◆砂川辰夫君   大分これ、昨日ヤフーだったか何か、あれで取り上げられて、朝のニュースのフジテレビか何か知らないんだけども、これ取材させてくれというふうな話があったらしくて、お断りを今しているところですが、かなりまたこの件で大分騒がれるんじゃないかなという心配をしております。そういう聖地なもんですから、十分気をつけて取り扱わなければならない問題かと私は思っております。  また、そのことによって、漁業者と観光客との共存についてですね、当局の考えをお伺いするわけですが、このクバクンダイ、いわゆるパンプキンホール、それに入るためのサンゴ礁を踏み荒らしていくと。またそこをカヤックで通るもんですから、漁業者がそこで漁ができない。すばらしい漁場なんですよ、ここは。水もやっぱり上から落ちるところだから、結局いろんな微生物というか、餌が豊富なところになるかもしれない。また、ウニとかも昔は取れていましたけども、それはもうサンゴ礁が踏み荒らされてこれはできなくなっていて、大変漁師としては困っている声を聞いておりますので、その辺の規制等の考えはないか、ルールづくりがないかどうか、ちょっとお伺いしたい。 ◎観光商工部長(上地成人君)   漁業者と観光客との共存についてでございます。保良泉ビーチ及びパンプキンホールへの観光客の増加により、漁業者が自由に上の駐車場を活用できないと、それによって漁業者の活動が難しくなっているとの意見がございました。  市では指定管理者と協議を行いまして、自由に漁業者が漁ができるルールづくり、それからまた漁業者が自由に駐車場を利用できるという措置を取っているところでございます。 ◆砂川辰夫君   市長、これ観光スポットなんですよ。カヤックを使って、またダイビングというか、そこに行って観光業者としては金が取れるところなんです。しかし、そこはきちっと聖域として守ってあげなきゃならないところで、非常に大事な微妙なところなんです。ただ、そこできちっとしたルールづくりをしてもらわないと、やがて多分けんかになるであろう、けが人も出るだろうというふうな段階まで来ております。漁師としては、網を張って行かせないようにしようという話まで出てきております。そういう中において、この辺りには安谷屋照さんという方が、これは抜粋したあれなんですけど、これ小さくて白黒で見えないでしょうけど、鍾乳洞のきれいな写真があるんですが、本当にきれいなところで、こういうところ、自然にあるものに足跡つけたりとか、大変地元では困っておりまして、観光客のマナー、ルールづくりをきちんと市で対応していただきたいというふうに思います。  重要な文化遺産であるパンプキンホールの保存については、これは県との調整とか要請も必要だと思いますが、文化遺産の申請となればこれは教育委員会になってくるんですが、その辺ちょっとお答えできれば。市として。 ◎市長(座喜味一幸君)   パンプキンホール、25年ぐらい前にたまたま調査の途中で話を聞いて、大変な財産があるなということを覚えております。あれからこんなにも観光客が押し寄せるようになっているのかという驚きをしておりますが、要請者の皆さんにお願いしたのは、1つはここじゃなくして、部落として観光の事業者を含めて巻き込んで、1つのルールをつくらなければならない。特に観光振興においては、地域の神事、神様のことだとか、自然の保護だとか、漁業権だとかということは最優先して、やはり観光開発というのはしないといけないよなという共通認識をしました。そういう意味で、保良泉ビーチの利用についても安全性、公益性、地元優先というか経済効果、そういうものなんかはしっかりと担保しなければならないと思っております。  平良和彦議員の質問でありました保良の管理の件も、しっかりと年間の計画を国と、あるいは指定管理者とルールをつくって、地元が積極的に管理ができるようなルールをつくらんといかんと思っております。そういう意味では、早めのうちに部落の皆さんとここで営業している皆さんと、あるルールで共通のテーブルにのせながら、パンプキンホールを守る、それから地域の神事というものはしっかりと守る、海人の漁がちゃんと担保できる、それが優先されてそのルールの中で観光客というものはやはり活用してもらいたいというような思いを持っておりますから、できましたら地元の皆さんもそのルールづくり、将来どうしたほうがいいかというようなことを早めにルールをつくっていただく。また、我がほうも、これは早めに手を打たんといけないことかなというふうに思っておりますんで、ぜひ連携をしながら、そこでのルールづくり含めてやりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆砂川辰夫君   御嶽ですから、地元としてはしっかり守っていきたいということがありまして、ぜひこれは文化財として守っていきたいというのがあります。自治会長にはその旨話をして、総会を経て、区長の印鑑、これで我々は請求して、要請していきましょうという話は一応進めておりまして、近々行きますので、そのときはよろしくお願いをいたします。  座喜味市長の市政運営についてです。方針についてです。防衛省の自衛隊が行っている安全保障について、国の安全保障は防衛なくしては語れない、その安心安全の要として自衛隊が存在しているかと思います。これは、保守本流であった、あるかな、座喜味市長も言わずもがな、十分理解していると承知しております。オール沖縄で立候補され、当選されたので、市長の立場にあるわけですが、宮古島市への自衛隊配備は容認であると認識しております。これを踏まえて質問をいたします。  去る8月27日、防衛省自衛隊が宮古島市の保良訓練場の弾薬庫への弾薬搬入を予定しておりました。しかし、市長は拒まれました。国が行う安全保障に係る事業については、自衛隊容認であるならば、当然協力すべきではないですか。現在先島諸島は防衛の空白地帯と言われ、中国の脅威の抑止力として部隊の配備が急がれております。保良訓練場の弾薬庫は既に完成しており、弾薬庫に弾薬を搬入するのは当然のことであります。  お伺いしますが、本来あるべきはずの弾薬がいまだに搬入されていない、市長この現状についてどう思うのか、見解をお聞かせください。 ◎市長(座喜味一幸君)   私は、自衛隊容認、それからしっかりと地元に理解を得ながら進めてくださいというような、強権的な仕事の推進は本来の国民協力、住民協力の自衛隊の増強ということにはふさわしくないというふうに理解をしております。  自衛隊の施設の配備に当たって、弾薬等々は防衛施設の一体的な施設だとは思っております。しかしながら、やはり弾薬というような、火薬というようなことになりますと、火薬庫、それから平和を達成するためには外交で進めるべきという人、備えをしっかりとすべきという人、いろいろあるにいたしましても、私は自衛隊の施設整備を容認する立場としても、できるだけのことは地元の協力を得て、いつでも支援が受けられる状態にあることが最も好ましいと思っておりますから、この施設の弾薬等の搬入については、私は日程等については公開してもいいという市民感覚なんです。それから、ルート等についても公開してもいいんじゃないかというような思いを持っております。それは、沖縄防衛局の皆さんは戦略的に極めて秘匿にしながら進めるべきという防衛上の機密ということをおっしゃってするんですが、私は逆に日程、ルート等については公開していただいて、警察力、そこには市民はその時間帯は入らないというような状況が逆につくれるんじゃないかというような思いを持って沖縄防衛局には申入れをしているところであります。  いずれにしましても、搬入等々につきましては、やはり港湾法、それから宮古島市の条例等々、それは行政上の実効というんですか、そういうものは法律、条例等というものを大事にしながら、二重基準はあってはならないという考えを持っています。 ◆砂川辰夫君   これ関連して再質問するんですが、抑止力という体制を確立することが必要だと。市民、県民、国民の安全のためには、警察官が空の鉄砲を持って弾を込めないのと一緒で、守るということに関しては全くゼロになるかと思います。逆に基地を造るがゆえに狙われると、それは威力を全く発しないものと私は思っております。どのようにお考えですか、市長。 ◎市長(座喜味一幸君)   先ほど申し上げましたように、平和というものを実現していくというものの考え方に、例えば南西諸島の空白を埋めるべしという、そのためにはしっかりとした重装備をすべきという人、あるいは外交を中心としながらも軽装備をするべきという人、それから外交という話合いでもって決着をすべきという、どちらも私は意見としては認めなければならないと思っております。  あなたはどう考えますかと申し上げるならば、やはり国が進めている南西諸島の空白部を埋めるという意味において、特に我々は尖閣を含むこの東シナ海の領土、領海というものを保全していくためには、やはり国の考えているこの計画というものは私は容認をいたします。ただ、そこで先ほどから申し上げましたように、将来を含め現実をどう評価し、どう対応すべきかというような様々な意見のある市民に対しても、できる限りの説明をし、納得をさせていくこと、それがいざというときには市民の協力を得ない、この軍だけの防衛というものはあり得ないとも思っておりますから、その辺が大変難しくて、丁寧にすべきことだと思っております。 ◆砂川辰夫君   市長は、6月2日に搬入及び今回の8月27日の搬入についても、市民の安全安心のための搬入要領の公表に言及しております。今後も全て公表を求めていくお考えなのかお答えください。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   先ほど市長自ら答弁なされたとおり、弾薬等の搬入につきましては、やはり国の責任において公表していくというようなことが求められているというような考えでございます。今後につきましても、やはり市民の安心安全のため、また生命、財産を守る立場として、地元住民の理解を得るためにも国の責任において日程等の公表を求めていきたいというふうに考えております。 ◆砂川辰夫君   であれば、今後警察署、海上保安庁、消防、民間業者等々、ありとあらゆる火薬類を含む危険物の運搬及びその備蓄や保管に関して全て公表を求めていくお考えなのかお答えいただきたい。もしこれが防衛省のみに言及したものであれば、市長は特定の事業者のみをターゲットにした政治的パフォーマンスであると言わざるを得ないと私は感じております。お答えください。 ◎市長(座喜味一幸君)   先ほども申し上げました港湾法、それから私たちの港湾の管理の条例に基づいて行政としては粛々と進めるべきものというようなことで、その特定の貨物にターゲットを置くようなことは相ならないではないかというように申し上げたところです。 ◆砂川辰夫君   あまり要領を得ない、あまり理解できていないんだけど。  次に、自衛隊の艦船に対する平良港の下崎ふ頭使用不許可についてでございます。今回市長は自衛隊艦船の港湾使用について不許可としておりますが、不許可について市長の権限の範囲の話ではなく、不許可にした理由を教えていただきたい。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   今回の艦船の港湾使用申請についてお答えいたします。  防衛省海上自衛隊より平良港港湾施設使用に係る入港前手続様式が去る8月12日に提出されましたので、市において書類の精査を行うとともに、市民の安全確保の観点から緊急時などに備えるため、弾薬等搬入に関する対策本部会議を複数回にわたり開催し、対応を協議してまいりました。こうした中、本市において新型コロナウイルスの感染が急拡大したことから、観光客や帰省者への来島自粛を呼びかけるという状況となり、今回の海上自衛隊の港湾施設の使用につきましても、多くの隊員が来島することは感染拡大に歯止めがかからない本市の状況からしても、搬入時期については適切でないと判断し、入港時期の再考をお願いしたところであります。 ◆砂川辰夫君   過去に、これまでに自衛隊の艦船にかかわらず、港湾使用を不許可とした事例と件数を分かれば教えていただきたい。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   港湾使用に際しまして、船舶が希望する日時に施設の使用ができないというケースは、係留施設に空きがないということなどの理由により多々ありますが、その際は入港日について調整をお願いしているところであります。 ◆砂川辰夫君   今回の不許可は、港湾申請の不備ではなく、新型コロナウイルスの緊急事態宣言やまん延防止等重点措置対策のために行ったと言われております。期間中、入港した船舶等について教えてください。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   緊急事態宣言、それからまん延防止等重点措置期間中における平良港に入港した船舶の数は467隻でございます。 ◆砂川辰夫君   今回防衛省自衛隊は、新型コロナウイルス対策を厳格に実施する予定であったと聞いております。任務の特別性からも、防衛省自衛隊側から一般市民に接触していくことは考えられない、考えにくく、さらに宮古島市は緊急事態宣言に基づいて不要不急の外出を自粛するよう呼びかけております。なおさら新型コロナウイルスの感染拡大リスクは、私は低かったと思います。この新型コロナの現状がどのような状態になれば受入れ可能か、基準は何なのか、また自衛隊員が入島することにより、どのような行動が感染拡大につながるのかお伺いいたします。 ◎市長(座喜味一幸君)   記憶にお互いあると思うんですが、各首長、経済団体、医師会等々、沖縄県としては合同での共同メッセージというのを発出するという極めて県下の厳しい状況がありました。ご存じだと思います。そのときに私も県外から来られる皆さん、レンタカーが浜にいる、いろんな苦情等がありました。大変自粛を厳しく、「宮古島市には来ないでください」と言うほどの発信、発出をしまして、観光業界からも批判を受けましたけれども、そういう厳しい状況でありました。それから、保良弾薬庫の工事現場でも新型コロナの感染の発生等がございました。そういう市民が大変危機的状況にあるという中で、自衛隊の搬入のいろいろと計画は担当課のほうに出されたというふうに認識はしておりますけれども、少なくとも自衛隊の弾薬搬入に当たっては受け側と運搬側の人員等というのは相当なものだったと思います。そういうことと市民の感情等を含めたときに、やはりみんなで自粛に入った時期、危機感を持ったときは、それを共有すべきという市民の思いを私は沖縄防衛局には、防衛省にはお伝えしたというところでございます。 ◆砂川辰夫君   いろんな考え方の相違だとは思いますが。  次に、座喜味市長は自衛隊は容認だとおっしゃる、安全保障上の必要性は理解できるとおっしゃる。なのに自衛隊の新型コロナ対策、防止策について細やかな確認、検討がされることもなく、対策会議において自衛隊の港湾使用を新型コロナを理由に不許可としたことは、感情論的な発想、結論ありきと捉えられても仕方がないと思えてなりません。市民に安全安心を確保するための国防である、そもそも国防に関することを一首長が判断する権利を有するのか。例えば基地機能の完全な配備が行われないまま有事や不測の事態が生じた場合、またそれが国防に対し大きなダメージを与えた場合、市長はどのように責任を取られるのか。有事の際や不測の事態、その辺に対してお答えがいただければお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   不測の事態はあってはならないと思います。私たちの新型コロナの感染状況というものは、やはり同じ安全保障、命の安全保障だというふうに思っていて、この急拡大を止めなければならない、これは最優先されるべきことだったと思います。防衛の有事の際の対応等含めて、これを否定するものではありませんが、状況としてあのときの市民の感情というものを、思いというものを考えたときには、私はやはり自衛隊の弾薬、火薬搬入については再考を願いたい、それをもって防衛省の大幹部の陸上幕僚長ですか、港の使用現場の事情というものは配慮すべきだという大所高所からの会見がありました。私は、現場のことは現場が知っている、そういう意味では現場の声をしっかりと国に届けていくということが大変重要だというふうに思っております。 ◆砂川辰夫君   ちょっと時間が押しているんですが、新聞によれば防衛省自衛隊に関する申入れや要望を行っている市民団体に毎回対応されているという市役所の関係者及び職員ですかね、これは。市長に頭が下がります、本来やるべき業務の障害になっているのではないでしょうか、多くの市民の代表でもないごく特定の市民団体の意見が反映され過ぎているように感じますが、市長は公平を持って業務を行っているのか甚だ疑問であります。今後防衛省自衛隊が再度弾薬の搬入計画をし直すと思いますが、港湾使用についてどういった条件であれば許可しますか、具体的にお答えをいただきたい。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   まず、平良港に入港する際の手続につきましては、宮古島市港湾施設管理条例第3条にて、平良港の係留施設に係留しようとする船舶は、市長の指示を受けなければならないとされており、同条例施行規則第11条にて入港前手続様式を提出しなければならないとされております。  砂川辰夫議員ご質問の港湾施設を使用する際の条件としましては、同条例に「市長の許可を受けた場合は、この限りでない」とのただし書がございますので、同条例第8条第1項に規定されているとおり、爆発物その他の危険物を積載した船舶が入港しようとするときは、港外で市長の指揮を受けるとともに、安全対策などをしっかり行った上で入港、接岸する船舶については、それを市長が認めれば係留施設の使用が許可されるということでございます。 ◆砂川辰夫君   このパネル、この間も見せたパネルであります。これは、千代田にある駐屯地の正門前のパネルであります。3月定例会から再三質問している宮古島駐屯地の正門前の職業差別的なのぼりや横断幕の撤去について、市長は前回「公共施設にある場合は法的手続が必要であり、地域の経済生活や子供の教育上影響のある場合は節度を持ってやるべき」と答弁されております。ならば私有地であれば他人の誹謗中傷は許されるのか、モラルの問題だと思います。  質問します。そののぼりや横断幕を掲げている市民団体の防衛省への申入れや要請は受け入れておりますが、逆に市長は撤去や撤収の申入れは行ったことはありますか、お答えください。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   公共施設、それから道路などにおいて関係法令に違反するような横断幕等があれば、その関係機関にて撤去できるものというふうに考えております。砂川辰夫議員も今写真で示したとおりでございますが、表現の自由、こういうものは認められているというふうに理解をしておりますけれども、誹謗中傷や過激な発言については絶対にあってはならないというふうに思っております。また、隊員の家族への配慮が必要であり、保育所、幼稚園、学校前における行動や横断幕、のぼりなどは控えていただきたいというふうに思っております。
    ◆砂川辰夫君   自衛隊さん、来ないでください、困ったときは助けてねと、これはあまりにも都合がよ過ぎます。いろんな面で市はこの赤ちゃん問題、新型コロナに感染して、これも自衛隊の緊急輸送で那覇に輸送されております。弾薬搬入の予定も、新型コロナの時期で似ているかと思いますけども、それとこれとの整合性、ちょっとこれはあれかな、言えないかな。これは飛ばします。  最後に、市長は自衛隊容認との認識でよろしいですよね。市長、よろしいですね。ならば、自衛隊正門前の職業差別的なのぼりや横断幕の撤去、撤収は、市長が支持した慎重派政党も含め市民みんなの希望だと思いますので、市民の納得できるご裁量をお願いをいたします。  今後は、しっかり全てにおいて公平性を確保した上で、安全保障に係る市政運営について適切なご判断を期待いたしまして、15番、砂川辰夫の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(山里雅彦君)   これで砂川辰夫君の質問は終了しました。  お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(山里雅彦君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会します。                                     (延会=午後4時46分)...